2015年4月24日金曜日

I (アイ) -- 予備知識

タミル映画『 I 』(アイ)の字幕翻訳を開始。
最初から面白さ爆発。

字幕の翻訳をしていると、さらりと映画を見ただけでは気が付かないようなところも気になる。
特に、今回の映画は南インド映画。
聞き慣れない言葉がわんさか登場する。

タミル映画は、ほとんど見たことがない。
「ロボット」と「チェンナイ・エクスプレス」くらいだ。
おっと、「チェンナイ・エクスプレス」は舞台が南インドなだけで、ボリウッド映画だった。

「ロボット」はタミル映画だったけど、タミル特有の服装でもなかったし、タミル特有の料理も出てこなかった。アイシュワーリヤがイドリやドーサを食ってるなど、ちょっと想像できないから、監督も配慮したのかもしれない。
「チェンナイ・エクスプレス」では、タミル語を覚えた。
「イッレー」(No、いいえ)。これは、『 I 』にも出てくる。知ってる言葉が出てくると、嬉しくなる。

『 I 』は生粋のタミル映画。まずは、主人公リンゲサン(ビクラム)のこの格好。


腰に巻いているのは、ルンギーという伝統衣装。高温多湿の地域ではズボンより快適とのこと。日本のステテコを持っていったら、売れるかも。

『 I 』では、リンゲサンがモデルのディヤに熱を上げるのだが、リンゲサンの友人バブー(サンサナム)がこんなことを言う。
「皆、トリシャや、アヌーシュカや、ナミータのファンだ。ソナのファンもいる。ディヤに熱を上げているのは、お前だけだ」
ディヤ(エイミー・ジャクソン)は、この映画のヒロイン。すごい美人だけど少し痩せすぎ。


さて、トリシャ、アヌーシュカ、ナミータ、ソナは、映画のせりふにも出てくるくらいだから、南インドでは誰でも知っている有名な女優さんらしい。映画を見る前の予備知識として、調べておこう。

トリシャ・クリシュナン

1999 年のミス マドラス。
アヌーシュカ・シェッティー

女優になる前は、ヨガの先生だった。
こんな美人の先生なら、世の男どもは絶対にヨガ習いに行くよな。
ナミータ

ミス インド コンテストで何度か次点になっている。
テレビ コマーシャルにも多数出演。
ソナ・ヘイレン

2002 年のミス南インド。

南インド映画はほとんど見たことがないので、彼女たちがどんな映画に出て、どんな演技をしているかは知らない。こんな美人の女優さんたちが出ているのなら、南インド映画も見てみなければ。

この映画には、南インド特有の料理の名前も出てくる。
リンゲサンはディヤの大ファンで、彼女がコマーシャルに出ていれば、その製品を買っている。
その中には、ブラジャーも。
それを見て、リンゲサンの母親は「それ、私にちょうだい。イドリの布に使うわ」
すると、バブーが「クシュブーイドリじゃなくて、ディヤイドリだ」
むむ、何のこっちゃ?

ここで役に立つのが、下の動画。


クシュブーイドリの作り方。たこ焼きみたいな感じもするね。なるほど、これにブラジャーを使うのか。相当でかいイドリができそう。

この映画を見る前に調べておきたいこと、もう 1 つ。
リンゲサンはボディビルダーで、ミスター インドを目指してボディビル コンテストに出場する。
ビクラムは、この役のために 6 ヵ月もトレーニングしたんだって。プロだねぇ。


ボディ ビルの規定ポーズの名前が出てくるので、覚えておこう(下のイラストは、ここから流用させていただきました)。


必要な予備知識は、とりあえず、こんなところかな?

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