そこで、今年翻訳したインド映画を思い返して、1 年の総括としたい。
■ 今年、頑張って字幕を日本語に翻訳したインド映画
原題 | 邦題 | 公開 | 評価 | 寸評 |
Dabangg | ダバン | 2010年 | A | メチャ面白いアクション娯楽映画。 |
DDLJ | 勇者が花嫁を連れ帰る | 1995年 | S | インド映画の最高峰。名作中の名作。これぞ青春! これぞ恋愛映画! |
Jodhaa Akbar | ジョーダ・アクバル | 2008年 | S | 歴史物だが、愛と宗教が織り込まれた素晴らしい作品。 |
Bunty Aur Bubli | バンティとバブリ | 2005年 | A | とにかく楽しい詐欺師の映画。音楽とダンスが素晴らしい。 |
Black | ブラック | 2005年 | S | インドのヘレン・ケラー。脚本と演技力が素晴らしい。歌や踊りのないインド映画らしからぬインド映画。 |
Delhi Belly | デリ ベリー | 2010年 | A | 一般受けしないかもしれないが、大好きな映画の 1 つ。シナリオがしっかりしていて、細部まで作り込まれた作品。音楽も素晴らしい。ただし、18 禁(スラング、スゴ過ぎ)。オタク向け映画かも。 |
BaaBarr | バーバル | 2009年 | B | これも、一般受けしないかもしれないが、好きな映画の 1 つ。インドの裏社会を告発した映画かと思ったが、後半ただのギャング映画になってしまったのは残念。 |
どれも素晴らしい映画だったが、あえて評価するなら、俺的には下のようになる。
最優秀作品賞: Jodhaa Akbar (ジョーダ・アクバル)。
DDLJ、ブラックを僅差で抑えての勝利。
最優秀監督賞: Sanjay Leela Bhansali (サンジャイ・リーラ・バンサーリ)。
BLACK の映像美は素晴らしい。同監督の 2002年公開作品 Devdas (デーブダース)の映像も美しかったが、BLACK も期待どおりの美しさ。舞台となったシムラーへ行ってみたくなる。
最優秀脚本賞: DDLJ。
Delhi Belly の脚本も素晴らしいが、不朽の名作には勝てない。
最優秀主演男優賞: Amitabh Bachchan (アミタブ・バッチャン)
「バンティとバブリ」と「ブラック」、どちらもすごい存在感。「ブラック」は、アミタブ・バッチャンのために作られた作品だけあって秀逸。さすが、インド映画の神様だけのことはある。
最優秀主演女優賞: Rani Mukerji (ラニー・ムカルジー)
「バンティとバブリ」と「ブラック」、同じ人物とは思えない演技力。容姿やスタイルなど関係ない。演技力では他の追随を許さない。小柄で、可愛いいちゃ~可愛いい!
最優秀プロデューサ賞: Aamir Khan (アーミル・カーン)
「デリ ベリー」で多くの信者を獲得!! 勝手に 1 人で楽しんでろ!
一昔前のロックンロール世代の映画?
最優秀音楽賞: DDLJ
マンドリンの旋律が耳に残ってどうしようもない。この映画の音楽は、どれも素晴らしい。
最優秀ダンス賞: Bunty Aur Bubli の Nach Baliye。
インド映画のダンス シーンは、どれも素晴らしい。
最優秀一発音楽賞: Dabangg (ダバン)の Munni Badnaam (ムンニ バドナム)。
インド映画には、本編とほとんど関係ないのに、友情出演か何かでチョロッと出てきて、人気をかっさらっていくすごい歌&ダンスがある。 Bunty Aur Bubli (バンティとバブリ)の Kajra Re (カジュラーレ)とどちらにすべえか迷ったが、微差で Munni に決定!
最優秀格好良い男優賞: Hrithik Roshan (リティク・ローシャン)
Jodhaa Akbar (ジョーダ・アクバル)のアクバル役。とにかく、格好良い。
最優秀美人女優賞: Aishwarya Rai (アイシュワリヤー・ラーイ)。
この人を上回る美人女優は、いつ出てくるのか?
では、冬眠に入る。
来年、暖かくなったら、また活動を開始するかも、、、、
それまでは、 どちら様も、お休みやす。