例によって、オリジナルの DVD をバラして字幕のみを入れ替えたわけだが、再生してみると黒文字に白のアウトライン。あ~あ、白黒を反転させてやり直し。
何度かやり直して、途中で一杯引っ掛けたものだからケアレスミス続出で、それでもやっとのことでうまくいった。毎日 35 度超え。仕事以上に疲れた。
コメディ映画の字幕翻訳は、なかなか難しい。
英語やヒンディ語でジョークを飛ばしているが、そんなもの日本語に訳せるかよ。
「隣の家に囲いができたんだってな」 「へ~」
これを英語に訳してみな! と言われているようなもの。
何とか、かんとか、それなりに翻訳してみたので暇な御仁は評価を。
日本語字幕は、例によって 字幕倉庫 に放り込んでおいたので、よろしく。
で、前回のあらすじの続きだが、JD とその親友パトックを仲違いさせるためにサニーが送り込んだ美女アナーカリー。
JD の気を引き、パトックの悪口を言うアナーカリー。
パトックの前では、JD の悪口。
計画は、まんまと的中し、JD とパトックは反目しうことになる。
結果として、JD の息子ジョリーとパトックの娘パルーとの婚約は解消。
しかし、パトックもパルーも、ジェイがジョリーだと思っている。
そして、"ジェイ" というのはジョリーの愛称だと思っている。
「あなたとは暮らせない。ジェイ」
「でも、あなたなしには生きられない」
JD は、ジェイをパトックの運転手だと思っている。
パルーを運転手と結婚させてしまおう。JD は、そう考える。
次に、いきなりサニーの父親、ランジートが登場。
サニーとマックスが、明日の結婚式のことをランジートに言う。
「女と結婚して、全財産を貰って、それでおさらばです」
それを聞いたランジート、人の信頼を裏切るなと教える。
「お前たちは女と結婚して、その女を捨てるのか。
彼女たちの信頼を裏切るのか。
パパランジートは、多くの女と付き合った。
しかし、結婚したのは心から愛した 1 人だけだ。
それが、お前の母親だ」
これで目が覚めたサニーとマックス。
ヒーナとボビーに本当のことを打ち明ける。
サニーとヒーナ、マックスとボビーは、本気で愛し合うようになり、本気で結婚することにする。
しかし、JD は自分の息子ジョリーとヒーナが結婚するものと思い込んでいる。
そして、ダブーもチントゥーも、自分の娘の結婚相手は JD の息子ジョリーだと思い込んでいる。
こうして、混乱したまま 4 組のカップルの結婚式へ。
結婚式には、ウェリントン公爵やチャールズ皇太子まで出席。
まず 4 人の花嫁が入場。
次いで、4 人の花婿。
花婿は花すだれのようなもので顔を隠している。これでは、誰が誰だかわからない。
パトックは、自分の娘パルーが無理やり JD の息子ジョリーと結婚させられると思っている。
パトックは、パルーの横に並んでいる男の顔を見ようとすだれを上げる。
「それは、私の息子ではない」
次にダブーが娘ボビーの隣の男のすだれを上げる。
「それも、私の息子ではない」
次にチントゥー。
「それも、私の息子ではない」
「誰がジョリーなんだ!」
ジョリーは、自らすだれを上げ、これまでの経緯を JD に説明する。
自分の娘がジョリーと結婚できないと知ったダブーとチントゥーは娘を連れ帰ろうとするが、そんな守銭奴の父親をボビーとヒーナはなじる。
それで目が覚めたダブーとチントゥー。
愛人の子だとか本妻の子だとか言っていがみ合っていた自分たちを恥じ、これからは兄弟として仲良くやっていくことに。
4 組のカップルの結婚も認められ、ハッピーエンドに思われたとき、JD が盗賊ジャッガー・ダッコーに戻り、銃を持って現れる。
逃げまどう人々。撃たれまいとして、ジャッガー・ダッコーの後ろに並んで隠れる人々。まさにコメディー。
「サニー、出て来い」そう言って、ジャッガーは銃を上に向けて発射。
弾がシャンデリアの鎖に当たり、シャンデリアがジャッガーの上に落ちてくる。
ジャッガーを間一髪で助けたサニー。
そのお陰で、ジャッガーは正気を取り戻し、元の JD に返る。
そして、4 組のカップルの結婚が認められ、めでたし、めでたし。
愛人の息子とか、本妻の息子とか、いまひとつピンと来ないところがある。
映画全体の評価は B。
さて、次に取り組む映画だが、インド映画の古典『Sholay』(ショーレイ)はどうかと考えている。というのも、今回訳した Housefull 2 のマックスとサニーが仲直りした場面で、直訳すると次のような台詞が出てくるのだ(日本語字幕では、ショーレイではわからないので、他の表現に変えた)。
「ガッバルとタークルが、ジェイとビルーになった。
俺たちのショーレイは終わった。
これからは親友だ」
インド人なら、大抵の人が 1975 年公開の大ヒット映画 Sholay を知っているらしい。
絶対見るべき映画の 1 つとのことなので、ぜひ一度はじっくりと鑑賞してみたい。
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