2015年12月6日日曜日

HIDER (ハイデル) -- 日本語字幕を公開

やっと、やっと、やっと Haider 日本語字幕 できた!
夏にはできるはずが、4 か月遅れの完成。
ここで公開してるので、興味ある人はどうぞ。

日本語字幕で見た Haider、良かった!
評価は、最高級の S!

歌や踊りを楽しむ映画じゃないから、インド映画らしくないかもしれない。
だからこそ、日本で公開すればヒットするのではないかと思う。

前半はカシミールの悲劇。
様々な武装勢力を強権で鎮圧するインド軍。
インド軍に与えられた特権。軍事政権下のカシミール。
令状なしの逮捕など日常茶飯。
軍に逮捕されて、そのまま行方不明になってしまうことも日常茶飯。
この映画は、訴える。カシミールの人々に人権はない。

後半は、ハムレットをベースにしたストーリー。
ただし、解釈は異なる。
兄殺しの弟が、祈りながら自分の罪を告白する場面。
ハイデルは銃を持って真後ろに立つ。
しかし、引き金を引かない。
祈りの途中で殺したら天国に行ってしまう。
自分の父親を殺した罪人を天国には行かせない。
だから引き金を引かなかった。
これ、ムスリムの理屈かもしれないが、原作より説得力がある。

この映画、始めてみたら何気なく通り過ぎてしまいそうなところに、様々な仕掛けがしてある。
二回目に見ると、そこに気が付いて、また面白い。二回目は一回目以上に楽しめる。
この監督、只者じゃない。

この映画をこれほど魅力的にしているのは、魔性の女ガザラ・ミール役を演じているタブーの演技力だ。

ガザラ(タブー)

モデルは、ハムレットの母ガートルード。
弱き者、汝の名は女なり。難しい役だが見事に演じている。
妖艶な美しさが印象に残る。本当に夫を殺したのか?
謎だ。こんな美しい人が、罪を犯すはずがない。

ハイデル役のシャーヒド・カプールも適役だ。

ハイデル(シャーヒド・カプール)

父が軍に逮捕されたまま、行方不明に。
父を探すうちに、弟に殺されたと聞く。
あの有名な台詞「To be or not to be」も出てくる。

一回目見たときはさほど印象に残らないが、二回目以降はすごい存在感で迫ってくるのが、ハイデルの父と同じ収容所に入れられていたというローダール。

ローダール(イルファン・カーン)

ハイデルの父親の亡霊的存在。
ハイデルに父の復讐をするよう迫る。

この映画、日本でも公開してほしいなぁ~
日本語版 DVD を出せばいいのに。
ごく一部の人が見て、カシミールって本当にこんな所? と思ってくれるだけでも、この映画の価値がある。

日本語字幕付けたインド映画を YouTube にアップロードしたら違法だし、、、、あ~あ、もったいない。せっかく日本語字幕を作っても、誰の役にも立たないとは、、、、
許されるのなら、この映画、日本語字幕付きでいつでもタダで公開するぞ!

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