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2015年4月22日水曜日

PK -- 久々の S 級映画!

PK、自分なりに訳した日本語字幕付きで見直した。評価は堂々の S
2008年公開の『Jodhaa Akbar』(ジョーダ・アクバル)以来の S 級映画がついに登場だ。
よかった! 最高に良かった!
今年のインド映画賞は、これで決まりだ!!

インドで、宗教をよくぞ真正面から取り上げた。
圧巻は、2 時間 7 分 4 秒過ぎからの PK のせりふ。
日本語訳を字幕倉庫に入れておいたので、興味があればぜひ味わってほしい。

これほど良くできた映画は、本当に久しぶりだ。
映画自体、ユーモアに満ちていて、非常に面白い。
それでいて、ガツンとやられる。考えさせられる映画だ。

あらすじ

宇宙船に乗ってやってきた 1 人の宇宙人。
着陸した場所は、インドのラジャスタン。
地球に着いてすぐに、宇宙船を呼び戻すためのリモコンを盗まれてしまう。
宇宙人は服を着ていない。素っ裸。
言葉も話せない。
助けてくれる友達もいない。
どうやって家に帰ろう。

PK (アーミル・カーン)

宇宙船のリモコンを盗まれて、家に帰れなくなった宇宙人。

同じ日、ベルギーのブルージュでは、インド人のジャグーとパキスタン人のサルファラーズが出会って、愛し合うようになる。しかし、イスラム教徒との結婚にジャグーの両親は大反対。ジャグーの父親は、信仰しているヒンズー教系の怪しげな教祖、タパスウィーの元に駆け込む。

ジャグー (アヌーシュカ・シャルマ)

ややアヒル顔の美人。TV ニュースのレポーター。
ベルギーでサルファラーズと恋に落ちる。

サルファラーズ (スシャント・シン・ラージプート)

ベルギーでのジャグーの恋人。
いい笑顔、いいやつ。
パキスタン人。

ジャグーの父親 (パリークシット・サハーニ)

タパスウィーの熱心な信者。
騙されやすい善人。
ジャグーは父親を愛しているし、尊敬している。
インド人は、日本人のように父親をバカにしたりはしない。

タパスウィー (サウラブ・シュクラ)

ヒンズー教系教団の教祖。
神の声を聞く振りをしている。
PK のリモコンを持っており、シバ神から貰ったと言い張っている。

ベルギーにいるジャグーと、インドにいる父親およびタパスウィーとは、Skype でつながっている。タパスウィーは神の言葉として、次のようにジャグーに言う。
「そのパキスタンの青年は、あなたを騙している。あなたを利用するだけで、結婚はしない」
そして、「イスラム教の連中は嘘をつく以外に何もしない」と、イスラム教に対する偏見むき出し。

ジャグーはタパスウィーの神の言葉が間違っていることを証明するために、サルファラーズに「明日結婚してくれ」と言う。
翌日、ジャグーが結婚手続きのために登録所に行くと、子供が手紙を持ってくる。
それは、別れの手紙だった。

ジャグーは、失意の内にニューデリーに戻る。
ニューデリーに戻ったジャグーの仕事は、小さなニュース テレビ局のレポーター。
変なチラシを配っている人物に出会う。それは、例の宇宙人。
チラシには、神様を見つけた人は PK に連絡してくれと書いてある。
どうやら、神様を探しているらしい。
ジャグーはニュースになると思ったが、テレビ局のボスは昔、タパスウィーの信者に痛い目に合わされたことがあって、宗教の話題は厳禁。取材の許可は出なかった。

2 週間後、ジャグーは再び PK に出会う。
PK は寺で賽銭を盗もうとするが、ジャグーの機転で捕まらずに済む。
PK はジャグーに、デリーでは警察の留置所に泊まっていると話す。
留置書がホテル代わりのようだ。
警官の目の前で立小便をして警察に連れて行かれる PK。
ジャグーは、それを追いかけて警察に。

警官に賄賂を渡して、PK が入れられている房にジャグーも入る。
自分がテレビのレポーターであることを明かして、話しを聞かせてくれとジャグー。
PK は、自分の仕事が宇宙飛行士で、他の星から来たことを明かす。
しかし、その話しは、到底信じられる内容ではなかった。

PK の星では、相手と手をつなぐことによって、相手の考えを自分に転送できる。
しかし、最初、PK は誰とも手をつなぐことができなかった。
だから、言葉も、他の何もかも、何一つわからなかった。

PK は、人々が着ている服を、最初は皮膚だと勘違いする。
服のことを覚えたら、次はお金だ。
なぜ、この写真を渡すと食べ物がもらえるのだろう?

やがて、PK は気が付く。
盗られたリモコンを探すには、言葉を覚えなければならない。
しかし、言葉を覚えるには誰かの手を長時間握る必要があった。

言葉がわからない PK は騒動を起こし、逃げているうちに自動車にぶつかる。
ぶつけたのは、この地方の有力者。
何と、何と、演じているのは、ギャング役をやらせたら右に出る者がいない、あのサンジェイ・ダット! えっ、えっ、えっ、本当だ!

バイロン・シン (サンジェイ・ダット)

車にぶつけてしまい、そのために PK が記憶喪失。
記憶が戻るまで、客人として PK を迎える。
PK の最初の友達で、PK の兄貴分。

言葉を覚えるためには、誰かの手を握らなければならない。
PK は、誰彼なしに、女性を手を握ろうとする。
それを見かねて、PK を娼館に連れて行く。
紹介された娼婦プールジャリアの手を握る PK。
言語の転送に 6 時間。


ついに PK は言葉を理解し、話せるようになる。
リモコンを取り戻したいと訴える PK、
バイロン・シンは、盗まれたものはきっとデリーだと言う。
「そいつがどこに売ったかが分かれば、取り戻せるかもしれない」

PK は、盗まれたリモコンを探しにデリーへ。

デリーで PK は、人々が神様を口にするのを発見する。
「そんなこと分かるか、俺は神様じゃない」
「助けて欲しければ、神様にすがりなさい」
「それは、神様だけがご存知だ」

いったい何なんだ、神様とは!
盗まれたリモコンを取り戻すには、神様が必要だ!!!!

ここから、PK の神様探しが始まる。
神様、僕のリモコンを取り戻してください。

しかし、インドのこと、神様はいっぱいいる。
ヒンズー、イスラム、キリスト、シーク、ジャイナ、その他色々。
いったい、どの神様を信じれば良いのだろう。

PK は思う。
すべての宗教のすべての神様を信じよう。
その中に、きっと本物の神様がいるはずだ。

しかし、経典を読んでも、儀式を行っても、リモコンが戻ることはなかった。

神様、僕はあなたを探し疲れました。
神様、あなたはどこにいるのですか。
神様、なぜ僕の願いを聞いてくれないのですか。

そんなある日、PK は神様が歩いているのを見つける。
野外ショーに出演するために神様の格好をしていただけなのだが、PK は本物の神様だと思う。
「いた! ついに神様を見つけた。絶対に逃がすものか」

神様がトイレに入る。PK は続いて入って、ドアに鍵。
「おい、僕のリモコンを持って来い」
「お前は誰だ?」
「PK だ、PK」
PK はインド人のありふれたイニシャルだが、ヒンディー語では「酔っぱらい」の意味。
「助けてくれ! トイレに閉じ込められた。酔っぱらいがいる!」と神様。
神様、すきを見てトイレから逃げ出す。
追いかける PK。

神様が逃げ込んだ先は、タパスウィーの信者の集会。
タパスウィーは、信者に向かって、ヒマラヤで神にもらったものを見せると言う。
現れたのは、PK が探していたリモコン。


感激する PK。
「ありがとう神様。僕は神様が逃げたと思った。
しかし、神様は、僕をここに連れてきてくれたんだ」

PK はタパスウィーに言う。
「あれはシバのものではありません。僕のものです。
では、あれを貰っていきます」
しかし、PK は警備員につかまり、放り出されてしまう。

そんな PK の話しを聞いたジャグー。
「あなたは 精神科医に診てもらうべきだわ」
宇宙から来たなど、信じられるわけがなかった。

PK は言う。
「僕の話しを嘘だと思っているんだな」
そう言って、自殺犬の話しをする。
自殺犬はジャグーしか知らない話し。なぜ、それを PK が知っているのか。
さらに賄賂を渡して PK を外に出したジャグー。
「あの話し、なぜ知っているの?」
「君の手を握ったからわかった」と PK。
「嘘を言わないで。きっと、私が話したのよ」
「僕は嘘がつけない。嘘は口を使うが、僕たちの世界では手を握って会話する。
手を握らせてくれ」
そう言って手を差し出す PK。

その PK の手を握ったのは 1 人の老人。
「妻の治療にお金が必要なんです。500 ルピー足りないんです」
PK は言う。「差し上げます」

「あなたは、騙されたのよ」とジャグー。
しかし、PK は、その老人は妻と高級ホテルで食事をしていること、妻の 75 歳の誕生日であること、年金をこつこつ貯めたこと、2 人の始めてのホテルでの食事であること、妻がデザートにアイスクリームを頼んだためにお金が足りなくなったことを話す。
「作り話しをしないで!」とジャグー。
しかし、老人の後をつけていくと、、、、

PK の話しは本当だった。
ジャグーは気が付く。これまでの PK の話しは、すべて本当のことだったのだ。

ジャグーは PK に言う。
「あなたのリモコンは私が見つける」
ここまでが、この映画の前半。後半は、いよいよ PK とタパスウィーとの対決。

映画前半のキーワードは पीके है क्या (ピーケー・ヘ・キャ)だった。
後半のキーワードは、यह रॉंग नंबर है (イエ・ロング・ナンバル・へ)
  • यह (イエ) = それは
  • रॉंग (ロング) = wrong = 不正な
  • नंबर (ナンバル) = number = 番号
  • है (へ) = です
つまり、「それは、間違い電話だ!」

宗教家(教祖)が神の言葉を聞いて、それを人々に伝える。
しかし、明らかに嘘だという内容も多い。
なぜか?
PK は考える。なぜ、神様は自分の願いを聞いてくれなかったんだろう。
それは、宗教家が正しい神の声を聞いていないからだ。
きっと、間違い電話をしているんだ。
間違い電話をされた相手は、冗談を言っているのだ。
宗教家は、それを本当の神の言葉と信じて伝えているに違いない。

ジェリー (ボーマン・イラニ)

ジャグーが勤めるテレビ局のボス。
以前、タパスウィーの信者に痛い目に合わせられてから
宗教をテーマにした番組作りは厳禁。


ジャグーは、間違い電話という PK のユニークな発想を聞いて、PK をテレビに出そうと計画。PK とタパスウィーをテレビで対決させようというのだ。
ジャグーのボスであるジェリーは、昔、タパスウィーの信者に痛い目に合わせられたことがある。ジャグーの計画に最初は反対していたが、PK のユニークさを目の前にして、PK をテレビに出すことを承知する。

ジェリー役のボーマン・イラニは、「3 Idiot」では学長を演じて、その存在感を示した名脇役だ。

インチキ宗教家の言葉に、PK は言う。
「本当の神様なら、そんなことを言うわけがない。それは、間違い電話だ」
多くの人々が PK を支持し、PK のユニークな発想が全国に広がる。

そして、いよいよ、PK はテレビでタパスウィーと直接対決することに。
PK がタパスウィーに発した言葉、それが冒頭に紹介した 2 時間 7 分 4 秒過ぎからのせりふだ。

「私がジャグーに言った神の言葉、サルファラーズに関する神の言葉が嘘だと言うのか」
サルファラーズがジャグーを騙している。イスラム教徒は、皆、嘘つきだ。
サルファラーズは、ジャグーを利用するが、結婚はしない。
タパスウィーは、ジャグーにそう言ったのだ。
「そうだ、そのとおりだ」と PK。
「それなら、証明してもらおう」
タパスウィーは、嘘だと証明できたら、リモコンを返すという。

PK とジャグーの愛も、見事に表現されている。


ラストは、ぜひ映画で見て欲しい。
歌もダンスもストーリーも最高!
何度も繰り返すが、本当に素晴らしい映画だ。

2015年3月23日月曜日

PK -- 自転車の面白 2 人乗り

ベルギーのブルージュで、自転車に乗るジャグーとサルファラーズ。


この二人乗りは、映画の中で抜群の効果を上げている。
こんな二人乗りは、やったことがないが、難しいのだろうか、簡単なのだろうか?

わずか数秒のシーンだが、その数秒で観客を引きつけてしまう。
ラージクマール・ヒラニ監督、ただ者ではない。うまい!!

2015年3月20日金曜日

PK -- ピーケー へキャ?

映画『PK』には、「ピーケー ヘキャ?」という台詞が多く出てくる。
その意味は、ここ に詳しく(英語で)説明されている。以下は、自分なりの日本語訳。

ちょっとした問題: ピーケー へキャ?


ピーナは、ヒンディー語およびウルドゥー語では「飲酒」を表す。このため、ピーケーは「酒飲み」の意味になる。

しかし、「お前、飲んでるのか?」の完全な文は、この映画の意図に従えば、「ピーケー アーヤヘキャ?」(飲んできたのか?)、あるいは「ピーエ フーヘキャ?」(何を飲んだ?)とか「ピーエ ヘキャ?」(何飲んだ?)となっても良いはずだ。しかし、少なくとも普通のインド・アーリア語を話す地域では、「ピーケー ヘキャ?」とは言わない。

そのため、プロモーションビデオ「PK hai kya?」で皆が言っている「ピーケー ヘキャ?」は、「ピーケー アーヤヘキャ?」や「ピーケー アーヤキャ?」、「ピーエ ヘキャ?」のように、意味が通るわけではない。

確かに、ラージクマール・ヒラニ監督は作品の中で完璧を追求しているが、この台詞の文は、どう考えても不自然で、特に映画のタイトルとからめて効果を狙って創作した言葉なのだろうが、その効果が十分に発揮されているとはいい難い。しかし、人気が出れば、この文は独自の標準となって、言葉として定着するかもしれない。

下は、その台詞のプロモーション ビデオである。



言葉というのは難しい。それを日本語に訳すのは、さらに難しい。
「ピーケー ヘキャ?」、結局のところ「飲んでるのか、バカが!」というような意味か。

この映画を見てインド人が面白いと感じる部分と、英語字幕を見て欧米人が面白いと感じる部分と、日本語字幕を見てヒンディー語も英語もわからない日本人が面白いと感じる部分、、、それぞれ違うんだろうなと思う。それも、また、面白い。

2015年3月18日水曜日

PK -- その 5

今回は、PK の登場人物を登場順に紹介する。

まずは、宇宙船に乗って地球にやってきた宇宙人(アーミル・カーン)。後に PK と呼ばれることになる。


衝撃の全裸シーン。
人間がこの世界に裸で生まれてくるように、彼も裸でこの世界にやってきたのだ。
PK が降り立ったのは、インドのラジャスタン。

首から下げているのは、宇宙船を呼び戻すためのリモコン装置。
その大切なリモコンをひったくられてしまう。
リモコンがなければ、自分の星に帰れない。

地球に取り残された宇宙人。
言葉もわからないし、ただ一人の友達もいない。
どうやって家に帰ろう、、、、

《同じ日 5000 km 彼方、ベルギーのブルージュ》

軽やかに自転車に乗る女性。この映画のヒロイン、ジャグー(アヌーシュカ・シャルマ)だ。


この曲「Nanga Punga Dost」、CD と映画で歌詞が違う!
映画の英語字幕より、ネットでl公開されている CD の歌詞の英語訳の方が正確なのだが、今回は CD の歌詞の英語訳が使えない。

CD の歌詞は、ジャグーが PK のことを「裸の赤ん坊のような友達」(ナンガ プンガ = 裸の赤ん坊、ドースト = 友達)と歌うのだが、冒頭のシーンは、まだ PK に会う前。さすがに、CD の歌詞じゃまずいわな。

とにかく、映画の中の歌詞を訳さなくては。
ということで、登場人物の紹介は中断。

2015年3月16日月曜日

PK -- インドで大ヒット

インド人のカレー屋の親父に言わせると
「PK という映画、インドで大ヒットだ。
よくぞ、宗教大国のインドでこんな映画を作ったものだ。
怪しげな宗教に騙されないようにと訴えている。
何かを買えば病気が治るとか、寄付をすれば願いが叶うとか、
そんなものは本当の宗教ではないだろう、、、と誰もが思っている。
だからインドで大ヒット。
素晴らしい映画だ!!」、、、と相当感激している様子。

この映画、ヒンディー語がわからないと、微細な部分が理解できないらしい。
まず、ヒンディー語で「ピーケー」は「バカ」とか「阿呆」という意味なんだそうで、
英語字幕には「Are you Peekay(PK AS IN DRUNK)?」と表示されるので、
「酔っ払い」かと思っていた。← 正しいみたいだぞ!!

親父が言うには、「英語字幕は正確じゃない。
意味が少し変わり、それを日本語に訳すとまた意味が変わる。
インド映画を訳すなら、日本に住んでいるインド人か、
インドに住んでる日本人でなければダメ」とのこと。

そんなこと言われても、タダでそんな人の手を借りられないじゃない。
意味が変わろうが何だろうが、自力でやるしかないじゃん。

日本での公開がますます楽しみになってきた。
プロの翻訳家はどんな日本語字幕を付けるのだろう。

2015年3月7日土曜日

PK -- その 4

誘惑に負けてしまった。
字幕を訳しながら、ゆっくり見ていこうと思っていながら、
あまりの面白さに、先はどうなるんだろうという思いがどんどん強くなって
英語字幕で見てしまった。最後まで。

宗教をテーマにして、どう落ちを付ける気なんだ、、、
それが気になって、気になって。

しかし、英語字幕だと半分も理解できない。
この映画、言葉が非常に重要。
PK が何を言っているのか、怪しげな宗教家が何を言っているのか、
細かいところはわからなかったが、
それでも、この映画の面白さは十分に感じることができた。

そうか、この映画の最初の部分、ベルギー・ブルージュでのジャグーの失恋シーンは、ものすごく重要だったんだ。
まあ、それは良いとして、盗まれたリモコンを取り戻すために、必死で神様を探す PK。
そして、ついに神様を発見!


むむ、、、


神様だ。ついに見つけたぞ。絶対に逃がすものか。
追いかける PK。気味悪がって逃げる神様。

神様を追いかけて辿り着いたところが、怪しげな宗教家・タパスウィーの信者の集会。
そこで、PK は自分のリモコンを見つけるが、
警備員に連れ出され、雨の路上に放り出されてしまう。

ここまでが、留置所で PK がジャグーに語って聞かせた話し。
それを聞いて、ジャグーは PK に精神科の医者に診てもらうことを勧める。
「あなた、いつから自分が宇宙人だと思うようになったの?」

しかし、ある出来事で、ジャグーは PK の話しが真実であることを知り、、、


以上で前編終了。

(後編に続く)

2015年3月6日金曜日

PK -- その 3

別の惑星から来た(アーミル・カーン)、PK と呼ばれている。
「酔っ払い」「バカ」とか「阿呆」という意味があるらしい。
あちこちで、あまりにも変なことを言うものだから「お前は、ピーケーか」。

意味がわからないので、「Yes」と言ってしまう。
よって、彼の名は PK。

久々の S 級映画かもしれない。

自分が乗ってきた宇宙船を呼び戻すために必要なリモコンを盗まれてしまった PK。
リモコンを取り戻さない限り、故郷の星に帰れない。

「神様は、どんな願いも叶えて下さいます」

地球のことは何もわからない PK。
しかし、神様なら、大切なリモコンを取り返してくれる。

神様って何だ? 神様はどこにいる?
ヒンズー寺院や、キリスト教の教会、イスラム教のモスクなど、PK の神様探し。

そもそも、宗教とは何か、、、
そんな重いテーマを軽妙に、コミカルに描いている。すごい!!

भगवान(バグワン = 神様)、これがこの映画のテーマのようだ。
「バグワン、あなたはどこにいるのですか」

この曲(Bhagwan Hai Kahan Re Tu: 神様 どこにいるのですか)の歌詞の最後の方の 2 行の訳が難しい。英訳サイトでも、神探しに疲れたとか、いやそうじゃないとか、色々説があるようで、自分などには到底うまく訳せない。

Soche Bin Samjhe Jatan Karta Hi Jaata Hoon
Teri Zid Sar Aankhon Par Rakh Ke Nibhata Hoon

どう訳せばいいか、、、どなたか、教えてください。
自分なりの訳は、、、


Hai Suna Ye Poori Dharti, Tu Chalaata Hai
あなたが この世界を司っていると聞きました
Meri Bhi Sun Le Araj, Mujhe Ghar Bulaata Hai
私の願いを聞いて下さい 私の家では私の帰りを待っています
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu…
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu…
主よ あなたはどこにいるのですか

Main Pooja Karun Ya Namaazein Padhun
祈りを捧げるべきですか 礼拝をすべきですか
(Pooja = ヒンズーの祈り、Namaazein = ムスリムの礼拝)
Ardaasein Karun Din Rain
昼も夜も祈るべきですか
(Ardaasein = シーク教徒の祈り)

Na Tu Mandir Mile, Na Tu Girje Mile
あなたは寺院にもいない 教会にもいない
Tujhe Dhoondein Thake Mere Nain… (x3)
私はあなたを探し疲れました
Jo Bhi Rasmein Hain Wo Saari Main Nibhata Hoon
どのような教義にも 従います
In Karodon Ki Tarah Main Sar Jhukata Hoon
何万回でも頭を下げます
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu…
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu…
主よ あなたはどこにいるのですか

Tere Naam Kayi, Tere Chehre Kayi
あなたには いくつもの名前がある いくつもの顔がある
Tujhe Paane Ki Raahein Kayi…
あなたに近付くには いくつもの道がある
Har Raah Chala, Par Tu Na Mila
あらゆる道を歩いた でも あなたは見つからない
Tu Kya Chaahe Main Samjha Nahin… (x3)
私は 何をすればよいのですか

Soche Bin Samjhe Jatan Karta Hi Jaata Hoon
私は何も知らずに やろうとしていました
Teri Zid Sar Aankhon Par Rakh Ke Nibhata Hoon
私のすべてを捧げ あなたの意思に従います
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu
主よ あなたはどこにいるのですか

Hai Suna Ye Poori Dharti, Tu Chalaata Hai
あなたが この世界を司っていると聞きました
Meri Bhi Sun Le Araj, Mujhe Ghar Bulaata Hai
私の願いを聞いて下さい 私の家では私の帰りを待っています
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu
主よ あなたはどこにいるのですか
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu…
主よ あなたはどこにいるのですか


翻訳というのは難しいもので、日本語の「神様」と英語の「God」が同一かと問われると、到底、同一とは思えないわけで、「Bhagwan」を「神」と訳し、「Khuda」を「主」と訳してみたものの、しっくり来ない。違うんだよな、絶対に。でも、どう訳せばいいのかわからない。

この映画が公開されたら、プロの翻訳を見に行こう!!

(続く)

2015年3月5日木曜日

PK -- その 2

面白い映画というのは、最初から面白い。
PK もそう。

昨日から字幕の翻訳を始めて、2 日で約 30 %。
次はどうなるんだろう、次はどうなるんだろうとワクワクしながら訳していると、時間のたつのも忘れてしまう。

さて、ベルギーのブルージュからデリーに帰ってきたジャグーは、奇妙な格好をしてチラシを配っているアーミル・カーンを見つけて興味を持つ。


ヒンディー語の勉強は、すっかり挫折してしまって、今もまったく読めない。
しかし、調べてみると、、、

लापता(ラーパタ)= MISSING = 行方不明

神様の絵が描かれていて、「見つけた方は PK までご連絡下さい」と書いてある。
どうやら、PK は神様を探しているようだ。

ジャグーの仕事は、テレビのレポーター。
これはニュースになると、PK に近付く。

「なぜ、そんなヘルメットをかぶっているの?」とジャグー。


PK が何と答えるかは、映画を見てのお楽しみ。
この映画も、シナリオの勝利だ。そう来るか、、、という会話が随所に。

その後、色々あって、警察の留置所の中で、PK は自分のことを話し始める。
しかし、宇宙から来たなど、到底信じがたい話しだった。

場面は、PK が地球に取り残された直後に変わる。
地球の人々の習慣も、言葉も、何 1 つわからない PK。
皆が当たり前と思っていることを 1 つ 1 つ学んでいく。

たとえば、服。
PK には、男の服と、女の服が分からない。

たとえば、お金。
なぜ、この老人の写真を渡すと、食べ物をくれるのか?


やがて PK は、地球では言葉が非常に重要だと気が付く。
PK は、言葉を覚えようとする。
問題は、その方法。

PK は、ひょんなことから、村人の客人として迎えられる。
PK は、誰かれかまわずに、女性の手を握ろうとする。


Aayo Re Aayo Re Bhaaya Rangeelo Mehmaan
あよ れ あよ れ ば~や らんぎ~ろ めへま~ん
派手な服を着た客がやってきた
Chora Chori Fark Na Samjhe
ちょら ちょり ふぁるく な さむじぇ 
そいつは男と女の区別もつかない
Maare Sab Pe Chalaang
ま~れ さぶ ぺ しゃら~んぐ
そいつは誰彼なしに飛びかかる
Marwayega Tu, Tharki
まるわえが と たるき~
俺たちを困らせる 恥知らず
Pitwayega Tu, Tharki
ぴとわえが と たるき~
俺たちを殺す気か 恥知らず
Mat Kar, Mat Kar, Mat Kar, Mat Kar
まと かる まと かる まと かる まと かる
やめろ やめろ やめろ
Ara Ra Ra Ra Ra...
あら ら ら ら ら...
Tharki Chokro Aayo Re Banke Mhaaro Mehmaan
たるき ちょ~くろ~ あよ れ~ ばるけ~ めは~ろ めへま~ん  
恥知らずな男が 客としてやってきた
Arre Tharki Chokro Aayo Re Banke Mhaaro Mehmaan
あれ たるき ちょ~くろ~ あよ れ~ ばるけ~ めは~ろ めへま~ん
恥知らずな男が 客としてやってきた


インドの田舎の雰囲気プンプン。やっぱり、インド映画はいい!
インド映画は、こうでなければ!!

(続く)

2015年3月4日水曜日

PK -- その 1

アーミル・カーンの PK、面白そうな映画。
宇宙船に乗って地球(インドのラジャスタン)にやってきたアーミル・カーンが、宇宙船を操縦するためのリモコンを盗まれてしまって、故郷の星に帰れなくなってしまうところから映画が始まる。

場面変わって、ベルギーのブルージュ。
この物語のヒロイン、ジャグー(アヌーシュカ・シャルマ)。
アミタブ・バッチャンの詩の朗読公演に来たけれど、チケットは売り切れ。
そこで出会ったのがパキスタン人の青年、サルフラーズ(スシャント・シン・ラージプート)。

う~む、映画のツボを心得ている。
映画の素晴らしいところは、行ったこともない街の景色が見られること。
ブルージュのいかにもヨーロッパ的な建物を背景に、若い 2 人が恋に落ちる過程がうまく表現されている。2 人の雰囲気が、ブルージュの町並みにとても似合っている。

どこかで聞いたシャンソンのフレーズ。
古典的なカメラワーク。
素晴らしい!!


アヌーシュカ・シャルマという女優さん、初めて見る。
めちゃくちゃ美人だけれども、どこか愛嬌のある個性的な顔立ち。
一目で好きになってしまった。

サルフラーズ役のスシャント・シン・ラージプートも、いい雰囲気だ。
青春だなぁ。

しかし、ヒンズー教徒のインド人とイスラム教徒のパキスタン人が結ばれるはずもなく、ジャグーは失恋。故郷のニューデリーに帰ることに。

この映画、見る価値あり。
お勧め!

(続く)

2015年2月3日火曜日

次は PK に挑戦

在日インド人の間で PK が面白いという評判なので、次は PK の翻訳に挑戦してみようと思う。去年の 12 月に公開されたばかりの映画で、主演はアーミル・カーン。


宇宙からやってきた人型ロボットの PK (アーミル・カーン)と人々との触れ合いを描いたコメディーとのこと。PK の純真な質問に、人々は長年築き上げてきた伝統的な価値観を問い直さなければならなくなるといった哲学的なテーマが笑いの中に込められているといった映画らしい。

とはいっても、最近は安い安い仕事に追われていて、インド映画どころではない。
早く春にならないかな。
春になれば、忙しいばかりで安い安い仕事も終わるはずだ。