久々に Piku の字幕翻訳の続きをしました。
最近は Google 翻訳の品質がすごく向上していて、文法的にきちんとしていれば、ほぼ正確に翻訳してくれます。映画の字幕のように、文法的に不完全な口語でも、昔のように「なんじゃ、こりゃ?」というような悲惨な翻訳はなくなりました。
しかし、言葉を置き換えるだけでは日本語字幕にはなりません。
たとえば、「98.8 fever」を Google 翻訳は「98.8 熱」と訳してくれます。
これ、医者に電話で体温を伝えているシーンなので、せめて「熱は 98.8 度です」と訳してほしいところです。しかし、常識的に体温が 98.8 度などということはありません。これって、温度の単位が摂氏ではなく華氏です。華氏 98.8 度は、摂氏 37.1 度。なので、日本語字幕では「熱は 37.1 度です」としなければなりません。
インドでは、気温には摂氏を使いますが、体温には華氏を使います。日本人としては、どちらかに統一せずに混乱しないのかと思います。
ちなみに、人間の平熱は華氏 96 度、熱があるという状態は華氏 100 度以上です。慣れてしまえば、感覚的にわかるのでしょう。
映画が始まって、まだ 15 分のところを訳しています。
まるで亀の歩みです。
頑張ります。
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