チャパティーが、8 割がた膨らむようになった。
「日清はダメよ」と、インド人シェフがぬかしやがった。
アタなんぞという全粒粉を使わなければ、チャパティーは膨らまないと、、、
アタ? 全粒粉? なんじゃい、それ?
苦節 6 カ月。
日清でもチャパティーは膨らむ!
粉なんか、どうでもいいいのだ。 要は、火加減と焼く時間だ。
薄力粉か強力粉かだって?
そんなこと知るか! 一番安いコナだ!!
俺、最近、何をやってんだか、、、、
どうだ、膨らんでんだろうが!
チャパティーって、膨らみゃ美味いなんてもんじゃないんだよな。
味は、膨らもうが膨らままいが、あまり変わらない。
小麦粉の甘さ(プラス、若干の塩味)で食うんだ。 これがウマい!
チャパティーは極めたような気がする。
油で揚げるのは面倒なので、プーリーは作る気なし。
カレー以外に、インド人は何を食ってるんだ。
インドの家庭ドラマをもう少し見なきゃならんようだ。
食事場面が頻繁に出てくる、そんな映画はないものか、、、
あるいは、『美味しんぼ』のような料理メインの映画、、、、
世界最大の映画大国インド。インド映画は、人を幸せにしてくれる。しかし、日本にインド映画はほとんど入ってこない。面白い映画も多いだけに、見る機会に恵まれない日本人は不幸だ。もっと安く手軽にインド映画が見られたら、、、と思う。もちろん、日本語字幕付きで。
2012年10月31日水曜日
2012年10月29日月曜日
テルグ語映画 『Ashok』 (アショック)
ニコニコにインド映画がアップされている。
、、、、で、テルグ語映画 『Ashok』 (アショック)。
この映画のアップロードが合法か違法か?
そんなことは知らんが、見るのは自由。
これまで、ボリウッド映画しか見たことないが、テルグ語映画も見てみるものだ。
良かった。 メタメタ良かった。
日本の片隅でブームになったこともあるマイケル・ジャクソンもビックリの「Gola Gola」(ゴラゴラ)の映画だ。
ただし、ニコニコの日本語字幕は途中で切れている。残念。
しかし、途中でも大歓迎。 よくやった、アップロード主。
この映画が、面白そうな映画だということはよく分かった。
いずれ、完全日本語字幕で見たいものだ。
、、、、で、テルグ語映画 『Ashok』 (アショック)。
この映画のアップロードが合法か違法か?
そんなことは知らんが、見るのは自由。
これまで、ボリウッド映画しか見たことないが、テルグ語映画も見てみるものだ。
良かった。 メタメタ良かった。
日本の片隅でブームになったこともあるマイケル・ジャクソンもビックリの「Gola Gola」(ゴラゴラ)の映画だ。
ただし、ニコニコの日本語字幕は途中で切れている。残念。
しかし、途中でも大歓迎。 よくやった、アップロード主。
この映画が、面白そうな映画だということはよく分かった。
いずれ、完全日本語字幕で見たいものだ。
2012年10月24日水曜日
インドの戦争映画 『Border』 (ボーダー: 国境)
「Tango Charlie」(タンゴ・チャーリー)が良かったので、他のインドの戦争映画はどんなだろうと探してみた。
ニコニコに 1997 年公開の「Border」(ボーダー: 国境)がアップされていた。
何と、日本語字幕付きだ!!!! アップ主、ありがとう!!!
【ニコニコ動画】【インド映画】Border 1/8【印・パ戦争】
1971 年の第 3 次印パ戦争を題材にした映画。
120 人ほどのインドの守備隊が、多数の戦車を従えて越境してきたパキスタンの大軍を迎えうつという内容。まるでアラモの砦。これぞ、インドで語り継がれているロンゲワラの戦いだ(詳細は下の動画を参照。さすが実写、映画より迫力ある)。
申しわけ程度に「人間はなぜ戦争をするのか」といったせりふもあるが、撮影にインド軍が全面的に協力しただけあって、テーマは勇気と愛国心。
ロンゲワラの戦いは、パキスタンの戦車部隊を壊滅させたインド空軍の勝利とされている。
この映画では陸軍に焦点を当て、敵の攻撃を一晩持ちこたえたことを賞賛しているが、たとえプロパガンダ映画であってもかまわない。
頼むから、映画は丁寧に作ってくれ!
この映画、まずもってシナリオがダメ、カメラもまるでダメ。
何もかもがあまりに不自然すぎてリアリティを感じることができず、まったく感情移入できなかった。我慢して最後まで見たが、何度も途中で挫折しそうになった。
先に「Tango Charlie」(タンゴ・チャーリー)を見てよかった。
もし「Border」(ボーダー: 国境)を先に見ていたら、やっぱりインドの戦争映画はダメだな、、、となっていたことだろう。
私の評価は、最低の E (見る価値なし)の 1 つ上の D。
DVD 買ってたら、ガッカリも良いところだ。
ニコニコには、日本語字幕付きのインド映画がいくつかアップされている。
当然、合法的なアップロードだと思うが、万一ということもある。
削除されないうちに、サッサと見てしまおう!!
ニコニコに 1997 年公開の「Border」(ボーダー: 国境)がアップされていた。
何と、日本語字幕付きだ!!!! アップ主、ありがとう!!!
【ニコニコ動画】【インド映画】Border 1/8【印・パ戦争】
1971 年の第 3 次印パ戦争を題材にした映画。
120 人ほどのインドの守備隊が、多数の戦車を従えて越境してきたパキスタンの大軍を迎えうつという内容。まるでアラモの砦。これぞ、インドで語り継がれているロンゲワラの戦いだ(詳細は下の動画を参照。さすが実写、映画より迫力ある)。
申しわけ程度に「人間はなぜ戦争をするのか」といったせりふもあるが、撮影にインド軍が全面的に協力しただけあって、テーマは勇気と愛国心。
ロンゲワラの戦いは、パキスタンの戦車部隊を壊滅させたインド空軍の勝利とされている。
この映画では陸軍に焦点を当て、敵の攻撃を一晩持ちこたえたことを賞賛しているが、たとえプロパガンダ映画であってもかまわない。
頼むから、映画は丁寧に作ってくれ!
この映画、まずもってシナリオがダメ、カメラもまるでダメ。
何もかもがあまりに不自然すぎてリアリティを感じることができず、まったく感情移入できなかった。我慢して最後まで見たが、何度も途中で挫折しそうになった。
先に「Tango Charlie」(タンゴ・チャーリー)を見てよかった。
もし「Border」(ボーダー: 国境)を先に見ていたら、やっぱりインドの戦争映画はダメだな、、、となっていたことだろう。
私の評価は、最低の E (見る価値なし)の 1 つ上の D。
DVD 買ってたら、ガッカリも良いところだ。
ニコニコには、日本語字幕付きのインド映画がいくつかアップされている。
当然、合法的なアップロードだと思うが、万一ということもある。
削除されないうちに、サッサと見てしまおう!!
2012年10月22日月曜日
インドの戦争映画 『Tango Charlie』 (タンゴ チャーリー)
2005 年公開の Tango Charlie (タンゴ チャーリー)を、英語字幕で見た。
インド映画には珍しい戦争モノだ。
インドではコケたものの、アメリカで中ヒットしたようだ。
映画は、YouTube で偶然見つけた。
YouTube にアップされているインド映画の多くは、字幕など付いていない。
英語字幕がころがっていないかと探す。
Google に「Tango Charlie subtitle」を尋ねると、即座に答えが返ってきた。ほとんどのインド映画の英語字幕は、誰かがアップしてくれている。
事前に何の情報もなかったので、何も期待せずに見たが、良い意味で期待が裏切られた。
良かった!
評価は、堂々の B。
この映画は、勇気を賛美するような、カスみたいな映画ではない。
国のために命を捨てろと教えるような、愛国クソ映画ではない。
戦争の悲惨な負の側面を描いた映画だ。
兵士に人間らしさを求める映画だ。
命を大切にしろと教える映画だ。
こういう映画は好きだ。
いつかは翻訳してみたいインド映画が、1 つ増えてしまった。
戦争を知らない日本の若者は、もちろん年寄りも、こうした映画を積極的に見るべきだ!
戦争映画といっても、そこはインド映画。
ハリウッドの戦争映画のような、予算をふんだんに使った迫力ある戦闘シーンを期待してはいけない。
歌もあればダンスもあるが、まるで大したことない。どの曲も、まったく記憶に残らない。
それに、どこかで見たようなストーリー。
プラトーンに始まり、レマゲン鉄橋になって、ランボーで終わる。
いくつかのエピソードが、オムニバス形式でつながった映画だ。
テーマは、ヒューマニズム。
命令と良心のどちらに従うべきか!
飽き飽きしたテーマかもしれない。
しかし、人間にとって、これが永遠のテーマであることを忘れてはならない。
そして、インド映画らしく、サブテーマは「ピャール」(愛)だ。
以下、あらすじを紹介する。
カシミールの山岳地帯を、偵察ヘリが飛んでいる。
目的地に着くと、戦闘の跡。
そこで、雪の中で倒れている瀕死のインド軍兵士を救出する。
身分証から、兵士の名前がタルン・チャウハン、コードネーム タンゴ・チャーリーとわかる。
兵士は、一冊の日記帳を所持していた。
ヘリの搭乗員は、その日記を読み始める。
そこには、タンゴ・チャーリーが、戦争で経験したことが書かれていた。
タンゴ・チャーリーが最初に赴いたのは、インドの最も東にあるマニプール州。
テロリスト掃討作戦を展開するムハンマド・アリ(コードネーム マイク・アルファ)の部隊に配属される。
マニープール州は、ミャンマー(旧ビルマ)と接している。州都は、インパール。第二次世界大戦で、日本軍が食料も補給もなく無謀な作戦を決行し、多くの兵士を病死あるいは餓死させた、あのインパールだ。
始めてジャングルを見たタンゴ・チャーリーは美しい自然に感動するが、そんな感動はたちどころに失せてしまう。
ジャングルでは、敵がどんな罠をしかけているか、常に注意しなければならない。
そこで、タンゴ・チャーリーは最初の恐ろしい体験をする。
敵に捕らえられた兵士の一人が、瀕死の重症を負わされ、木に縛られて苦しんでいる。
敵は物陰に身を隠し、その兵士を助けに来れば、狙い撃ちしようと待ち伏せている。
それを、木の影から見ているタンゴ・チャーリー。
ただ、味方の兵士の寿命が尽きるのを見ているしかなかった。
やがて兵士の命が切れる。
それでも、じっと動かない。
もう、敵は逃げただろう、、、そう思わせるのが狙いだ。
案の定、敵が物陰から姿を表す。
戦闘はインド軍の勝利に終わったが、両手をあげて喜べるような勝利ではなかった。
その後、タンゴ・チャーリーは自宅に戻る。
そこで、恋人ラッチーに出会う。
インド映画らしく、もちろん 2 人は恋に落ちる。
ラッチーとの結婚話しで、インドの結婚における持参金問題にも触れられている。
この辺り、少々冗長な気がしたが、ラッチーとの結婚話しは、兵士も生身の人間だという主張につながっている。
こうした展開も、ストーリー上、決して無駄ではないと思う。
ただし、戦争映画に戦闘シーンのみを期待している人は、この進行は耐えられないかもしれない。
そうしているうちに、軍から命令書が届き、タンゴ・チャーリーは次の任務に赴く。
要人とその家族をパキスタンのハイデラバードに護送する任務だ。
しかし、テロリストが道路脇に仕掛けた爆弾によって、何の罪もない女性や子供が犠牲になってしまう。
その戦闘で、タンゴ・チャーリーは逃げた敵の一人を追いかけて捕まえる。
敵は女だ(映画見てれば予想できる!)。
古参兵が、その女兵士をレイプしようとするのを、タンゴ・チャリーは止める。
隙を見て、敵の女兵士は銃で自殺してしまう。
古参兵ともみ合っているうちに、タンゴ・チャーリーは、ナイフで相手を殺してしまう。
そこへ、隊長のマイク・アルファが登場。
「覚悟はできています。どんな罰でも受けます」とタンゴ・チャーリー。
「お前と同じ状況なら、私も同じことをしただろう」とマイク・アルファ。(映画見てれば、このセリフも予想できる。インド映画はシンプルだ。決して予想を裏切らない)
次は、タンゴ・チャーリーたちが、グジャラート州で発生した暴動の鎮圧に出向いたときの話しだ。
兵士たちは、暴徒に発砲し、無実の市民を多数殺してしまう。
タンゴ・チャーリーも、発砲してくる敵を狙うが、群衆の中の別の 1 人に当たってしまう。
無実の市民を殺してしまったタンゴ・チャーリーは、その家族のもとに謝りに訪れる。
しかし、家族は許さない。
タンゴ・チャーリーは袋叩きにされてしまう。
そこへ、マイク・アルファが助けに来る。そして、人々に向かって言う。
「我々が罪もない人々を殺したことは認める。
しかし、それはお前たちの責任だ。
俺は、お前たちのようなバカを見たことがない。
こいつは、心優しい。だから、お前たちに謝りに来たんだ」
次のエピソードは、タンゴ・チャーリーのエピソードではなく、マイク・アルファーがタンゴ・チャリーに語って聞かせた話しだ。
マイク・アルファーは、西ベンガルのナンディプルの地主の警護に赴く。
敵は、暴力革命を目指す過激派ゲリラだ。
ここで、マイク・アルファーは、地主の娘に出会う。
間もなく娘の結婚式。
しかし、ここいらのシーンも冗長だなあ~~~~。
先へ先へと焦らないところが、インド映画なんだよな。
マイク・アルファーは、地主に、カルカッタに逃げることを薦めるが、地主はそれを拒否。
娘の結婚式が行われている最中に、敵が攻めてくる。
敵の「先生」と呼ばれる思想的リーダーを倒したものの、マイク・アルファーと地主の娘のみが脱出に成功。ジャングルに逃げ込む。
敵の山狩りが始まる。
逃げるマイクと姫。
恋に落ちる 2 人。
当然、歌が入る。
さすが、インド映画!!!
そう、こなくっちゃ!
しかし、敵との交戦になり、姫は撃たれて死んでしまう。
これで、マイク・アルファの思い出話しは終わり。
次に、タンゴ・チャーリーのもとに、ラッチーが他の男と結婚するという手紙が届く。
急いで帰ると、それはラッチーのウソ。
タンゴがどれだけ愛しているかを確かめたのだと言う。
そして、2 人は正式に婚約する。
ある日、ラッチーはタンゴの荷物から日記を盗みだして、それを読む。
書き綴ってある悲惨な体験。
「色々な経験をしたのね」
「今日、初めて、あなたの思いの深さがわかった」
「私、あなたの愛に相応しいかしら?」
そして、部隊はカシミールへ。
カルギル紛争が勃発したと言っているので、1999 年か?
部隊は、橋の守備を命じられる。
その橋は、カルギルへの唯一のルートで、橋が通れなくなると前線の部隊への補給が途絶える。
橋を爆破しようとするパキスタン系のゲリラ。
守りぬこうとするインド軍。
まるで、ドイツ軍と連合軍が死闘を繰り広げたレマゲン鉄橋だ。
橋の下での戦いは、パクリと言われてもしょうがない。
いいさ、それがインド映画だ!!
上の動画が、レマゲン鉄橋。下が、タンゴ・チャーリーの 1 シーンだ。
な、スケールは小さいけど、雰囲気は似てるだろ?
残念ながら、タンゴ・チャーリーの戦闘シーンは、レマゲン鉄橋ほどの迫力はない。
ここで、激戦が繰り広げられ、マイク・アルファーは瀕死の重傷を負う。
襲ってきた敵は逃げたが、タンゴ・チャーリーは敵を追跡し、敵のキャンプを突き止める。
敵の数は約 50 人。こちらは、タンゴ・チャーリーただ 1 人。
こうなれば、ランボーに変身するしかない。
と、まあ、こんな映画だ。
見て損はないと思う。
ただし、古き良き時代のハリウッドの戦争映画を期待しないこと。
インド映画には珍しい戦争モノだ。
インドではコケたものの、アメリカで中ヒットしたようだ。
映画は、YouTube で偶然見つけた。
YouTube にアップされているインド映画の多くは、字幕など付いていない。
英語字幕がころがっていないかと探す。
Google に「Tango Charlie subtitle」を尋ねると、即座に答えが返ってきた。ほとんどのインド映画の英語字幕は、誰かがアップしてくれている。
事前に何の情報もなかったので、何も期待せずに見たが、良い意味で期待が裏切られた。
良かった!
評価は、堂々の B。
この映画は、勇気を賛美するような、カスみたいな映画ではない。
国のために命を捨てろと教えるような、愛国クソ映画ではない。
戦争の悲惨な負の側面を描いた映画だ。
兵士に人間らしさを求める映画だ。
命を大切にしろと教える映画だ。
こういう映画は好きだ。
いつかは翻訳してみたいインド映画が、1 つ増えてしまった。
戦争を知らない日本の若者は、もちろん年寄りも、こうした映画を積極的に見るべきだ!
戦争映画といっても、そこはインド映画。
ハリウッドの戦争映画のような、予算をふんだんに使った迫力ある戦闘シーンを期待してはいけない。
歌もあればダンスもあるが、まるで大したことない。どの曲も、まったく記憶に残らない。
それに、どこかで見たようなストーリー。
プラトーンに始まり、レマゲン鉄橋になって、ランボーで終わる。
いくつかのエピソードが、オムニバス形式でつながった映画だ。
テーマは、ヒューマニズム。
命令と良心のどちらに従うべきか!
飽き飽きしたテーマかもしれない。
しかし、人間にとって、これが永遠のテーマであることを忘れてはならない。
そして、インド映画らしく、サブテーマは「ピャール」(愛)だ。
以下、あらすじを紹介する。
カシミールの山岳地帯を、偵察ヘリが飛んでいる。
目的地に着くと、戦闘の跡。
そこで、雪の中で倒れている瀕死のインド軍兵士を救出する。
身分証から、兵士の名前がタルン・チャウハン、コードネーム タンゴ・チャーリーとわかる。
兵士は、一冊の日記帳を所持していた。
ヘリの搭乗員は、その日記を読み始める。
そこには、タンゴ・チャーリーが、戦争で経験したことが書かれていた。
タンゴ・チャーリーが最初に赴いたのは、インドの最も東にあるマニプール州。
テロリスト掃討作戦を展開するムハンマド・アリ(コードネーム マイク・アルファ)の部隊に配属される。
マニープール州は、ミャンマー(旧ビルマ)と接している。州都は、インパール。第二次世界大戦で、日本軍が食料も補給もなく無謀な作戦を決行し、多くの兵士を病死あるいは餓死させた、あのインパールだ。
始めてジャングルを見たタンゴ・チャーリーは美しい自然に感動するが、そんな感動はたちどころに失せてしまう。
ジャングルでは、敵がどんな罠をしかけているか、常に注意しなければならない。
そこで、タンゴ・チャーリーは最初の恐ろしい体験をする。
敵に捕らえられた兵士の一人が、瀕死の重症を負わされ、木に縛られて苦しんでいる。
敵は物陰に身を隠し、その兵士を助けに来れば、狙い撃ちしようと待ち伏せている。
それを、木の影から見ているタンゴ・チャーリー。
ただ、味方の兵士の寿命が尽きるのを見ているしかなかった。
やがて兵士の命が切れる。
それでも、じっと動かない。
もう、敵は逃げただろう、、、そう思わせるのが狙いだ。
案の定、敵が物陰から姿を表す。
戦闘はインド軍の勝利に終わったが、両手をあげて喜べるような勝利ではなかった。
その後、タンゴ・チャーリーは自宅に戻る。
そこで、恋人ラッチーに出会う。
インド映画らしく、もちろん 2 人は恋に落ちる。
ラッチーとの結婚話しで、インドの結婚における持参金問題にも触れられている。
この辺り、少々冗長な気がしたが、ラッチーとの結婚話しは、兵士も生身の人間だという主張につながっている。
こうした展開も、ストーリー上、決して無駄ではないと思う。
ただし、戦争映画に戦闘シーンのみを期待している人は、この進行は耐えられないかもしれない。
そうしているうちに、軍から命令書が届き、タンゴ・チャーリーは次の任務に赴く。
要人とその家族をパキスタンのハイデラバードに護送する任務だ。
しかし、テロリストが道路脇に仕掛けた爆弾によって、何の罪もない女性や子供が犠牲になってしまう。
その戦闘で、タンゴ・チャーリーは逃げた敵の一人を追いかけて捕まえる。
敵は女だ(映画見てれば予想できる!)。
古参兵が、その女兵士をレイプしようとするのを、タンゴ・チャリーは止める。
隙を見て、敵の女兵士は銃で自殺してしまう。
古参兵ともみ合っているうちに、タンゴ・チャーリーは、ナイフで相手を殺してしまう。
そこへ、隊長のマイク・アルファが登場。
「覚悟はできています。どんな罰でも受けます」とタンゴ・チャーリー。
「お前と同じ状況なら、私も同じことをしただろう」とマイク・アルファ。(映画見てれば、このセリフも予想できる。インド映画はシンプルだ。決して予想を裏切らない)
次は、タンゴ・チャーリーたちが、グジャラート州で発生した暴動の鎮圧に出向いたときの話しだ。
兵士たちは、暴徒に発砲し、無実の市民を多数殺してしまう。
タンゴ・チャーリーも、発砲してくる敵を狙うが、群衆の中の別の 1 人に当たってしまう。
無実の市民を殺してしまったタンゴ・チャーリーは、その家族のもとに謝りに訪れる。
しかし、家族は許さない。
タンゴ・チャーリーは袋叩きにされてしまう。
そこへ、マイク・アルファが助けに来る。そして、人々に向かって言う。
「我々が罪もない人々を殺したことは認める。
しかし、それはお前たちの責任だ。
俺は、お前たちのようなバカを見たことがない。
こいつは、心優しい。だから、お前たちに謝りに来たんだ」
次のエピソードは、タンゴ・チャーリーのエピソードではなく、マイク・アルファーがタンゴ・チャリーに語って聞かせた話しだ。
マイク・アルファーは、西ベンガルのナンディプルの地主の警護に赴く。
敵は、暴力革命を目指す過激派ゲリラだ。
ここで、マイク・アルファーは、地主の娘に出会う。
間もなく娘の結婚式。
しかし、ここいらのシーンも冗長だなあ~~~~。
先へ先へと焦らないところが、インド映画なんだよな。
マイク・アルファーは、地主に、カルカッタに逃げることを薦めるが、地主はそれを拒否。
娘の結婚式が行われている最中に、敵が攻めてくる。
敵の「先生」と呼ばれる思想的リーダーを倒したものの、マイク・アルファーと地主の娘のみが脱出に成功。ジャングルに逃げ込む。
敵の山狩りが始まる。
逃げるマイクと姫。
恋に落ちる 2 人。
当然、歌が入る。
さすが、インド映画!!!
そう、こなくっちゃ!
しかし、敵との交戦になり、姫は撃たれて死んでしまう。
これで、マイク・アルファの思い出話しは終わり。
次に、タンゴ・チャーリーのもとに、ラッチーが他の男と結婚するという手紙が届く。
急いで帰ると、それはラッチーのウソ。
タンゴがどれだけ愛しているかを確かめたのだと言う。
そして、2 人は正式に婚約する。
ある日、ラッチーはタンゴの荷物から日記を盗みだして、それを読む。
書き綴ってある悲惨な体験。
「色々な経験をしたのね」
「今日、初めて、あなたの思いの深さがわかった」
「私、あなたの愛に相応しいかしら?」
そして、部隊はカシミールへ。
カルギル紛争が勃発したと言っているので、1999 年か?
部隊は、橋の守備を命じられる。
その橋は、カルギルへの唯一のルートで、橋が通れなくなると前線の部隊への補給が途絶える。
橋を爆破しようとするパキスタン系のゲリラ。
守りぬこうとするインド軍。
まるで、ドイツ軍と連合軍が死闘を繰り広げたレマゲン鉄橋だ。
橋の下での戦いは、パクリと言われてもしょうがない。
いいさ、それがインド映画だ!!
上の動画が、レマゲン鉄橋。下が、タンゴ・チャーリーの 1 シーンだ。
な、スケールは小さいけど、雰囲気は似てるだろ?
残念ながら、タンゴ・チャーリーの戦闘シーンは、レマゲン鉄橋ほどの迫力はない。
ここで、激戦が繰り広げられ、マイク・アルファーは瀕死の重傷を負う。
襲ってきた敵は逃げたが、タンゴ・チャーリーは敵を追跡し、敵のキャンプを突き止める。
敵の数は約 50 人。こちらは、タンゴ・チャーリーただ 1 人。
こうなれば、ランボーに変身するしかない。
と、まあ、こんな映画だ。
見て損はないと思う。
ただし、古き良き時代のハリウッドの戦争映画を期待しないこと。
ラベル:
Tango Charlie,
タンゴ チャーリー
2012年10月19日金曜日
Kareena Kapoor (カリーナ・カプール)
Kareena Kapoor (カリーナ・カプール)、インドの女優さんだ。
2011 年公開の Bodyguard (ボディーガード)、映画はイマイチだったが、カリーナの熱演が光った。
この女優さん、以前から気になってしょうがない。
最近翻訳した Baabarr (バーバル)には、次のような会話が出てくる。
子分 「ボスの新しい服です。 今、届きました」
バーバル (服を自分に当てて) 「どうだい、兄貴」
ナワーズ 「俺の弟が、まるでヒーローだ」
子分 「バーバルの映画を作りましょうか」
ナワーズ 「そうだな」
子分 「バーバルは、カリーナ・カプールが好きです。 彼女をヒロインにしましょう」
2010 年公開の Dabbang (ダバン)の中で歌われていたスーパー ヒット ソング Munni Badnaam (ムンニ バドナム: ムンニは悪名高い)には、次のような歌詞が出てくる(下の動画では 1 分 20 秒あたり)。
Shilpa sa figure Bebo si adaa, Bebo si adaa
しるぱ さ ふぃがる べぼ し あだー べぼ し あだー
A figure like that of Shilpa, a style like that of Bebo
シルパの容姿、ベボのスタイル
ベボ (Bebo) とは、カリーナ・カプールのニックネーム。
他の映画の中に名前が出てくるなど、尋常じゃない。
今年は、もう無理として、来年は何としてもカリーナの主演映画を訳してみようと思う。
2008 年公開の「Jab We Met」(ジャブ ウィ メット: 2 人の出会い) など面白そうだが、どうだろう。 今なら、リクエスト受付中!
2011 年公開の Bodyguard (ボディーガード)、映画はイマイチだったが、カリーナの熱演が光った。
この女優さん、以前から気になってしょうがない。
最近翻訳した Baabarr (バーバル)には、次のような会話が出てくる。
子分 「ボスの新しい服です。 今、届きました」
バーバル (服を自分に当てて) 「どうだい、兄貴」
ナワーズ 「俺の弟が、まるでヒーローだ」
子分 「バーバルの映画を作りましょうか」
ナワーズ 「そうだな」
子分 「バーバルは、カリーナ・カプールが好きです。 彼女をヒロインにしましょう」
2010 年公開の Dabbang (ダバン)の中で歌われていたスーパー ヒット ソング Munni Badnaam (ムンニ バドナム: ムンニは悪名高い)には、次のような歌詞が出てくる(下の動画では 1 分 20 秒あたり)。
Shilpa sa figure Bebo si adaa, Bebo si adaa
しるぱ さ ふぃがる べぼ し あだー べぼ し あだー
A figure like that of Shilpa, a style like that of Bebo
シルパの容姿、ベボのスタイル
他の映画の中に名前が出てくるなど、尋常じゃない。
今年は、もう無理として、来年は何としてもカリーナの主演映画を訳してみようと思う。
2008 年公開の「Jab We Met」(ジャブ ウィ メット: 2 人の出会い) など面白そうだが、どうだろう。 今なら、リクエスト受付中!
2012年10月18日木曜日
インド映画はインド音楽から
最近は、仕事が忙しい。
インド音楽を BGM にして、仕事に励んでいる。
インド音楽の大半は、映画の中で使用された音楽だ。
1.FM の Bombay Beats India や Bollywood Ondemand を聞いていて、気に入った曲があれば、radioreloaded.com からダウンロードする。便利な世の中になったものだ。
インド音楽からインド映画に入る人は多い。
自分もその 1 人だ。
聞いていて気になる曲があれば、その曲が流れている映画も気になる。
インド音楽のほとんどは映画のプロモーションに使用されるので、どの映画で使われている曲かはすぐにわかる。Google 先生に聞くと一発だ。
映画のタイトルがわかれば、IMDb (Indian Movie Database: インド映画データベース) にアクセスだ!!
英語サイトなので、若干の英語力は必要だが、ここにアクセスすると、その映画の大抵のことはわかる。見た人の感想も読めるし、世間の評判もわかる。
または、YouTube などで、その映画の切れ端が落ちていないか探す。
映画の切れ端を見て、これは面白そうだ! となったら、インド人の DVD 屋へ走るか、ネットで注文する。
たいていのインド映画には日本語字幕など付いていない。
頑張って、英語字幕で見よう!
本当に面白い映画は、言葉などわからなくても面白さが伝わってくるものだ。
シーンがきれいだとか、アクションがすごいとか、迫真の演技など、、、言葉はいらない。
映画の中のダンスの素晴らしさもインド映画の魅力だが、これも言葉はいらない。
この映画 メチャ面白い! 何が何でも、何を話しているか知りたい、、、となれば、自力で頑張って日本語に翻訳することになる。 ここまで来ると、インド映画中毒かもしれない。
インド映画中毒の良い所は、幸せな気分になれること。
これに尽きる。
貧乏でもいいじゃないか。
インド映画を見て、幸せになろう!!!
インド音楽を BGM にして、仕事に励んでいる。
インド音楽の大半は、映画の中で使用された音楽だ。
1.FM の Bombay Beats India や Bollywood Ondemand を聞いていて、気に入った曲があれば、radioreloaded.com からダウンロードする。便利な世の中になったものだ。
インド音楽からインド映画に入る人は多い。
自分もその 1 人だ。
聞いていて気になる曲があれば、その曲が流れている映画も気になる。
インド音楽のほとんどは映画のプロモーションに使用されるので、どの映画で使われている曲かはすぐにわかる。Google 先生に聞くと一発だ。
映画のタイトルがわかれば、IMDb (Indian Movie Database: インド映画データベース) にアクセスだ!!
英語サイトなので、若干の英語力は必要だが、ここにアクセスすると、その映画の大抵のことはわかる。見た人の感想も読めるし、世間の評判もわかる。
または、YouTube などで、その映画の切れ端が落ちていないか探す。
映画の切れ端を見て、これは面白そうだ! となったら、インド人の DVD 屋へ走るか、ネットで注文する。
たいていのインド映画には日本語字幕など付いていない。
頑張って、英語字幕で見よう!
本当に面白い映画は、言葉などわからなくても面白さが伝わってくるものだ。
シーンがきれいだとか、アクションがすごいとか、迫真の演技など、、、言葉はいらない。
映画の中のダンスの素晴らしさもインド映画の魅力だが、これも言葉はいらない。
この映画 メチャ面白い! 何が何でも、何を話しているか知りたい、、、となれば、自力で頑張って日本語に翻訳することになる。 ここまで来ると、インド映画中毒かもしれない。
インド映画中毒の良い所は、幸せな気分になれること。
これに尽きる。
貧乏でもいいじゃないか。
インド映画を見て、幸せになろう!!!
2012年10月12日金曜日
Baabarr -- 日本語字幕を公開
「Baabarr (バーバル)」の日本語字幕の校正を兼ねて、通しで全編を見なおした。
面白い映画だ。 ギャング映画として十分に楽しめる。
やはり、日本語字幕の力は絶大で、英語字幕で見るよりはるかに面白い!!
ストーリーが完全に頭に入った状態で見たので、急に歌やダンスが出てきても、驚きはしなかった。むしろ、それを楽しむことができた。
インド映画は、歌舞伎がそうであるように、ストーリーを熟知した上で見るべきものかもしれない。歌や踊りが出てくると、インド人の観客は待ってましたとばかりに身を乗り出す。
忙しい日本人は、同じ映画を何度も繰り返し見ることが少なくなった。しかし、字幕の翻訳などを始めると、嫌でも繰り返し見るハメになる。他の人が気が付かない何かが発見できているはずだ。
今回は、映画の中の歌や踊りを十分に楽しむことができた。初回とは大きな差だ。
最初の印象とは異なり、BaaBarr もなかなか面白いじゃないか、、、、今は、そう思う。
ぜひ、これを読んでいる人にも、日本語字幕で Baabarr を見て欲しい。
今なら、それが可能なので、興味ある人は下の手順を試してほしい。
動画を字幕付きで見るには、まず AVI 形式の動画ファイルと、SRT 形式の字幕ファイルを用意する。それらのファイルを、同じフォルダに、同じ名前で放り込む。それを Windows Media Player で再生すれば、字幕付きで動画が再生される。
動画を AVI 形式にしておくと、後で Aegisub を使って字幕を編集するときに便利だ。
SRT ファイルは、単純なテキスト ファイルなので、翻訳ミスや誤字は「メモ帳」などのテキスト エディタで簡単に修正できるが、字幕の表示タイミングを修正しなければならない場合は、Aegisub の力を借りる必要がある。Aegisub でファイルを保存すると、通常は ASS 形式で保存されるが、ファイル拡張子(.srt)を付けてファイル名を指定することにより、SRT 形式で保存することもできる。チョイとした裏ワザだ。
Baabarr の動画だが、フルムービーが YouTube で公開されている。
アップロードされてから 1 年半以上もたつので、著作権者自身がアップロードしたか、著作権者が了解しているに違いない。ダウンロードしても、明らかに合法だ!!
こいつを Craving Explorer を使って、AVI 形式 で自分のハードディスクにコピーする。
ファイル名は Baabarr.avi とでもしておこう。
さて、問題は日本語字幕ファイルだが、思い切って公開することにした。
Google Drive からダウンロードできる状態にしておいたので、遠慮なくダウンロードしてほしい。
ダウンロードした字幕を、AVI 形式の動画が入っているフォルダにコピーして、Media Player で再生すれば、めでたし、めでたし。 Baabarr が日本語字幕付きで見られる!!!!
見て気に入ったら、映画の制作費をカンパするつもりで、インド映画の DVD の 1 枚も購入しよう!!
面白い映画だ。 ギャング映画として十分に楽しめる。
やはり、日本語字幕の力は絶大で、英語字幕で見るよりはるかに面白い!!
ストーリーが完全に頭に入った状態で見たので、急に歌やダンスが出てきても、驚きはしなかった。むしろ、それを楽しむことができた。
インド映画は、歌舞伎がそうであるように、ストーリーを熟知した上で見るべきものかもしれない。歌や踊りが出てくると、インド人の観客は待ってましたとばかりに身を乗り出す。
忙しい日本人は、同じ映画を何度も繰り返し見ることが少なくなった。しかし、字幕の翻訳などを始めると、嫌でも繰り返し見るハメになる。他の人が気が付かない何かが発見できているはずだ。
今回は、映画の中の歌や踊りを十分に楽しむことができた。初回とは大きな差だ。
最初の印象とは異なり、BaaBarr もなかなか面白いじゃないか、、、、今は、そう思う。
ぜひ、これを読んでいる人にも、日本語字幕で Baabarr を見て欲しい。
今なら、それが可能なので、興味ある人は下の手順を試してほしい。
Baabarr (バーバル)を日本語字幕付きで見るには
動画を字幕付きで見るには、まず AVI 形式の動画ファイルと、SRT 形式の字幕ファイルを用意する。それらのファイルを、同じフォルダに、同じ名前で放り込む。それを Windows Media Player で再生すれば、字幕付きで動画が再生される。
動画を AVI 形式にしておくと、後で Aegisub を使って字幕を編集するときに便利だ。
SRT ファイルは、単純なテキスト ファイルなので、翻訳ミスや誤字は「メモ帳」などのテキスト エディタで簡単に修正できるが、字幕の表示タイミングを修正しなければならない場合は、Aegisub の力を借りる必要がある。Aegisub でファイルを保存すると、通常は ASS 形式で保存されるが、ファイル拡張子(.srt)を付けてファイル名を指定することにより、SRT 形式で保存することもできる。チョイとした裏ワザだ。
Baabarr の動画だが、フルムービーが YouTube で公開されている。
アップロードされてから 1 年半以上もたつので、著作権者自身がアップロードしたか、著作権者が了解しているに違いない。ダウンロードしても、明らかに合法だ!!
こいつを Craving Explorer を使って、AVI 形式 で自分のハードディスクにコピーする。
ファイル名は Baabarr.avi とでもしておこう。
さて、問題は日本語字幕ファイルだが、思い切って公開することにした。
Google Drive からダウンロードできる状態にしておいたので、遠慮なくダウンロードしてほしい。
ダウンロードした字幕を、AVI 形式の動画が入っているフォルダにコピーして、Media Player で再生すれば、めでたし、めでたし。 Baabarr が日本語字幕付きで見られる!!!!
見て気に入ったら、映画の制作費をカンパするつもりで、インド映画の DVD の 1 枚も購入しよう!!
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