2013年7月19日金曜日

インド映画『Housefull2』 (ハウスフル2) -- その 3

(途中休憩からの続き)

JD が撃った弾丸は、車の窓を撃ち抜く。
呆然と立ち尽くすチントゥー一家、サニー、ジョリー。
チントゥーは「息子なら行ってなだめて来い」とサニーを押し出す。

サニーは、他には聞こえないように、小声で JD に話す。
「私は、ご子息の運転手で、旧友です。
ご子息は、過ちを犯しました。
しかし、寛容な心でご子息をこの家に迎えてください。
この婚約は、私が必ず破談にします。約束します」

こうして、JD の説得に成功。一家は、JD の家に上がりこむ。

チントゥーは、JD が自分の娘ボビーと JD の息子ジョリーとの結婚を認めてくれたと思い、得意気にダブーに電話する。
「今、JD の家にいる」

それを聞いたダブー、娘のボビーとマックスを伴って、JD の家へ。
JD が出てきて、「皆さん、2 人が結婚するまで、ここに滞在してください」と家に迎え入れる。

実は、これもサニーが JD を次のように説得していたのだ。
「外にいるのは、ジョリーの友達とその婚約者です。
しかし、父親は 2 人の結婚に反対しています。
あの一家をここに迎え入れれば、ご子息は喜ぶでしょう。
そして、私は計画どおりにご子息を分かれさせます」

ダブーとチントゥーが一つ屋根の下にいるのだから、いずれは顔を合わせる。
マックスはダブーに、サニーはチントゥーに、「自分は本妻の子供で、相手は JD の愛人の子供」だと言ってその場を切り抜ける。

話し変わって、ジョリーの本当の恋人ジェイロ。
怪しげな写真家ソーサのモデルになっている。
ジョリーがジェイロを連れ出そうとすると、大勢のボディーガードが襲ってくる(わけわからん展開)。
そこに現れたマックスとサニー。大勢の敵をすべてやっつける。

ジェイロがジョリーに言う。
「許してほしかったら、条件を受け入れて」
「受け入れる。で、条件とは?」
「あなたの家に連れて行って」

こうして、ジェイロも JD の家へ。
3 組のカップルがそろったところで、『Right Now Now』が流れる。


JD はサニーに言う。
「君の話しに乗ったら、この家はまるで民宿だ」
そのとき、JD に旧友のバトック パテール(ボーマン・イラニ)から電話がかかってくる。
バトックとは、子供同士を結婚させるという約束がある。
そのバトックが、明日、娘を連れてロンドン空港に着くというのだ。

バトックを空港で出迎えたジェイとジョリー。
ところが、何と、バトックの娘は、ジェイの恋人パルーだったのだ。(すごい展開)
パルーの手前、ジェイは自分が JD の息子のジョリーで、「ジェイ」は自分の愛称だと言ってしまう。

こうして、バトックとパルーも、JD の家へ。

互いの関係がグチャグチャだが、整理すると次のようになる。

ダブーと娘ボビーは、マックスが JD の息子ジョリーだと思っている。
ジェイをマックスの運転手だと思っている。
マックスはボビーを愛している。

チントゥーと娘ヒーナは、サニーが JD の息子ジョリーだと思っている。
ジョリーをサニーの運転手だと思っている。
サニーはヒーナを愛している。

JD は、自分の息子ジョリーがチントゥーの娘ヒーナと婚約したと思っている。
そして、運転手のサニーが分かれさせてくれると思っている。
ジョリーは、ジェイロを愛している。

バトックとパルーは、ジェイが JD の息子ジョリーだと思っている。
ジョリーをジェイの運転手だと思っている。
ジェイはパルーを愛している。

JD とバトックの話し合いで、結婚式は 5 日後の 8 月 15 日と決まる。
ジェイ、ジョリー、マックス、サニーの 4 人にとって、この混乱をどう収めるかが問題。
サニーが言う。
「もし JD とバトックが反目しあうようになったら、問題は解決する」
「どうやって、やるんだ。2 人は親友だぞ」
「俺とマックスも親友だったが、1 人の女のせいで敵同士に変わった。
あの 2 人の爺さんの間に美女を割り込ませれば、面白いことになる」

その美女の名は、アナーカリー。
アナーカリー(マライカ・アローラ)が踊る『Anarkali Disco Chali.』(アナーカリーはディスコに行く)


インド映画には、エネルギー爆発の素晴らしい歌&ダンスがいくつもある。
ぜひとも、映画館の大きなスクリーンで見たいね。

(続く)



2013年7月17日水曜日

インド映画『Housefull2』 (ハウスフル2) -- その 2

Housefull2 最大のヒット曲『Anarkali Disco Chali』が始まる直前まで字幕翻訳が進んだので、あらすじをざっくりと紹介。

マックスとサニーは親友だったが、大学のお別れパーティーでのこと。
サニーは、マックスの彼女ソニアを父親から隠そうとして、箪笥の押し込もうとするが、「暗闇が怖い」と言われてサニーも一緒に箪笥の中に入る。
そしたら、ソニアが「やっと、あなたと 2 人きりね」と迫ってくる。
ところが、マックスが現れると、態度が豹変。
「サニー、何をするのよ」
「彼が迫ってきたの」
「この人、私に襲い掛かったのよ」

これが原因で、それ以降、マックスとサニーは、互いに反目し合うこととなる。

ダブー・カプールの家と、チントゥー・カプールの家は隣どおし。
サニーをチントゥーの家に連れて行って、ダブーの家にいるマックスと顔を会わせたら大変ということで、サニーにはジョリーが運転手として付くことに。

ところが、チントゥーの娘ヒーナのペットのワニに脅かされて外に飛び出したサニーと、ダブーの娘ボビーのペットのヘビに噛まれて外に飛び出したマックスは、鉢合わせしてしまう。
もちろん、両家の全員が出てきて大喧嘩。

ヒーナとボビーは、同じ動物愛護協会のメンバー。今年の動物保護賞の選考と授賞式が船上で開催される。ボビーはマックスを伴い、ヒーナはサニーと一緒に船に乗り込む。
ヒーナは、ボビーが受賞するんじゃないかと不安。
ボビーは、ヒーナが受賞するんじゃないかと不安。
そこで、マックスとサニーは、相手の受賞を妨害するために、相手をクロロホルムで眠らせて、救命ボートに乗せようとするが、そこで 2 人が鉢合わせ。クロロホルムが染み込んだ布を互いに押し当て合って、互いに救命ボートの中に倒れてしまう。
救命ボートのロープが解け、球面ボートは母船から離れて、どこかの離れ小島に。

「食べ物を探してきてよ」と言われて、食べ物を捜し歩くマックスとサニー。
そして 2 人が同時に見つけた 1 つのココナッツ。
殴り合いが始まる。いつしか、2 人の戦いは滝の上に!
下の画層、真ん中の上の方に小っこい 2 人が見える。
戦いながら、どうやってここまで来たかは不明。


戦っているうちに、マックスが足をすべらせて、あわや段階から転落!
サニーがマックスの手を掴む。
「上がって来い マックス」
命を助けられたマックスにサニーは言う。
「俺は、前にも同じようにお前を助けた。
しかし、言っても無駄だ。お前には、脳みそがないからな。
さあ 続きだ。来い!」

これで、目が覚めたマックス。2 人は再び親友に戻る。

「仲直りだ」とはしゃぐ 2 人は、誤って滝を転落。
転落した先は、何とリゾート施設。だったら、上から見えるだろうが!!

流された島の前半分は無人島、後ろ半分はリゾート施設という設定。
リゾート施設に、たまたま来ていたジョリーとジェイロ、それにジェイとパルーも。
コメディー映画だ。多少の無理は許そう。

一方、海岸に残されたヒーナとボビー。ヒーナの背中に刺さった棘をボビーが抜いてあげたことから、この 2 人も仲良しになる。
そこへ帰ってきたマックスとサニー。手には、食べ物とバラの花。

これで 4 組のカップルが誕生。
チントゥーの娘ヒーナとサニー。ただし、ヒーナはサニーが JD の息子ジョリーだと思っている。
ダブーの娘ボビーとマックス。ただし、ボビーはマックスが JD の息子ジョリーだと思っている。
そして、ジョリーとジェイロ、ジェイとパルー。
曲は、ご機嫌な『Do U Know』。


ある日、チントゥーがサニーに、JD に挨拶に行きたいと言い出す。
機転を利かせて、父親と喧嘩して家出したことに。
何とか、その場を収める。

その夜、ジョリーがジャイ、マックス、サニーの 3 人に、父親 JD の正体を話す。
ジョリーが父親を恐れる理由、それは父親が昔、大盗賊ジャッガー ダッコーだったから。
ジャッガー ダッコーには、親友で警察署長のバトック パテール(ボーマン・イラニ)が居た。
バトックの説得を聞き入れ、ジャッガーは投降する。
バトックは言う。
「我々の友情を永遠のものにしたい」
そして 2 人は、バトックの娘とジャッガーの息子を結婚させると約束する。

JD とは、大盗賊ジャッガー ダッコーのことだったのだ。
ジョリーは言う。
「JD をジャッガー ダッコーに戻してはいけない。だから、僕の家には絶対に近づくな」

ところが翌日、チントゥーは、婚約したサニーとヒーナ、それにジョリーの 3 人に目隠しをして車に乗せ、サプライズだと言って勝手に JD の家に行ってしまう。

ジョリーが勝手に婚約したと聞いた JD は、銃を持って玄関に現れる。
そして、発砲。

ここまで、1 時間 24 分。 「INTERMISSION」の文字が表示される。
最近のインド映画は、途中休憩のない映画も増えているが、休憩があるお陰で、映画館の飲み物や食べ物の売り上げが上がるとのこと。
やっぱり、途中休憩は欲しいよね。

(次回に続く)

2013年7月8日月曜日

インド映画『Housefull2』 (ハウスフル2) -- その 1

音楽が素晴らしいので、どんな映画かと楽しみだった Housefull2。英語字幕で見たが、何が何だかさっぱりわからず。自分の英語力のなさを改めて痛感した。
字幕なしで次々と新しい映画が見られるインド人が羨ましい。次、生まれるなら、インド人に生まれたいものだ。

大勢の人が出てきてワーワーやっているが、それぞれの関係が理解できなかったので、さっぱり面白くない。これこそ、翻訳しがいのある映画だと思って、字幕の翻訳を開始。これまで、インド映画の主要なジャンルの 1 つであるコメディを敬遠してきたが、今回、初めてコメディ映画に挑戦だ。

今、最初の曲が始まるところまで進んだ。上映時間 159 分のうち 34 分のところまで完成。ワード数換算で約 30%! ようやく、登場人物がそろい、それぞれの関係がわかったところ。

では、ここまでの登場人物を紹介。

まずは、兄ダブー・カプール一家。
ダブーは愛人の子。弟のチントゥー(本妻の子)に、そのことをなじられたとき、次のように言い返す。
「愛人の子は愛から生まれる。本妻の子は義務から生まれる」


ダブー・カプール (ランディール・カプール)

カプール家の長男。しかし、本妻の子ではない。
英語では illegitimate(私生児)。
弟のチントゥー・カプールとは犬猿の仲。
 


ドリー・カプール (ネール・コーリ)

ダブー・カプールの妻。
チントゥー・カプールの妻とは、喧嘩ばかり。


ボビー・カプール (ジャクリーン・フェルナンデス)

ダブー・カプールの娘。
動物愛護協会のスタッフ。
チントゥー・カプールの娘ヒーナ・カプールとは、喧嘩が絶えない。

次に、弟のチントゥー・カプール一家。


チントゥー・カプール (リシ・カプール)

カプール家の次男。本妻の子。
自分を「Real Son」(本当の息子)と称し、表札にも「Real」(本物)の名盤を貼る始末。
誤解から、娘の結婚候補の父親を大声で罵倒して心臓発作を引き起こさせてしまう。 


? (?)

チントゥー・カプールの妻。


ヒーナ・カプール (アシン)

チントゥー・カプールの娘。
ボビー・カプールと同じ動物愛護協会のスタッフ。
ペットとしてワニを飼っている。

喧嘩が絶えないダブー・カプールとチントゥー・カプールは、自分の娘を相手よりも大金持ちと結婚させようとしている。そして、結婚斡旋所を経営するアークリ・パスタに、金持ちの最高の男を紹介するよう依頼する。


アークリ・パスタ (チャンキー・パンデイ)

結婚斡旋所の経営者。
いかにもコメディー調の怪しげなイタリア訛りの口調。

娘の結婚相手を紹介するよう依頼を受けたパスタは、弟のチントゥー・カプールに、有数の金持ちラジェンドラ・ババニの息子ジェイを紹介する。
ジェイは仕事で忙しく、すべてを両親に任せることに。ジェイの両親は、ジェイ抜きでチントゥーの家に向かう。

ジェイには、心に思う恋人パルールがいたが、「お前の花嫁を決める」という父からの電話に「父さんの言うとおりにする」と返事をしてしまう。

チントゥーの家に着いた両親。パスタは、ジェイのことを「色白で両親とは似ていない」と紹介。それを、チントゥーは両親の正式な子ではないと誤解し、両親を大声で激しく罵る。
それが原因で、もともと心臓が悪かった父親は心臓発作を起こしてしまう。


ジェイ (シュレーヤス・タラプデー)

父の心臓発作を引き起こしたチントゥーも同じ目に合わせてやると、復習を誓う。


パルー (シャザーン パダムシー)

ジェイのアシスタント。
ジェイに恋心を抱いているが、ジェイの父がジェイの結婚を決めたと聞いて、ジェイに別れを告げる。

パスタはジェイに、チントゥーに罵られたようすを伝え、
「私は ヒンドゥージャ ミッタル JD の息子を紹介しろと言われました」と告げる。

偶然にも、ジェイと JD の息子ジョリーは、学生時代の友人。
そこで、ジェイはジョリーに頼む。

カプールは JD の息子を望んでいる。
君は JD の息子だ。
いいか 君はカプールのところへ行って、彼の娘との結婚を約束するんだ。
そして 結婚式の日に破談にする。
あいつは 間違いなく心臓発作だ。


しかし、父親を極度に恐れているジョリーは、それを断る。


ジョリー (リテッシュ・デシュムク)

大富豪 JD の息子。
父親を恐れるあまり、父親に自分の恋人ジェイロを紹介できないでいる。父親に「お前の結婚相手は既に決まっている」と言われても、何一つ言い返せない。


ジェイロ (ザリーン・カーン)

ジョリーの恋人。
ジョリーに自分を父に紹介するよう迫っている。


JD (ミトン・チャクラバルティー)

大邸宅に住む大富豪。
息子のジョリーの結婚相手は、自分の親友バトック・パテルの娘だと既に決めている。


パーティル (ジョニー・リーバル)

JD の使用人。

ジョリーは、ジェイに言う。
「この役目、自分にはできないが、できる奴がいる」
その「できる奴」が、ジョリーとジェイの学友で、スリのマックスだった。


マックス (ジョン・エイブラハム)

手癖の悪いスリ。
5 万ポンドで、JD の息子ジョリーに成りすますことを引き受ける。

マックスは、運転手に成りすましたジェイと一緒にカプールの家に向かうが、間違えてダブー・カプールの家に入ってしまう。
そして、娘のボビーに、革製のジャケット、革製のベルト、革製の靴、革製の車のシートなどを散々自慢するが、動物愛護主義のボビーにひどく叱られる。
マックスは、そんなボビーに、いつも自分を叱ってくれた母親を思い出して涙する。

ジェイに成りすましたマックスと、ダブー・カプールはすっかり意気投合するが、翌朝、チントゥー・カプールの怒鳴り声で目を覚ます。そして、家を間違えたことに気が付く。

もうマックスは使えない。チントゥーの家には、他の誰かを送り込まなければ!
マックス以上の奴はいるか?
そうだ、あいつだ!!


サニー (アクシャイ・クマール)

サニーも、マックスと同様にジェイや JD の息子ジョリーの学友。
マックスとサニーは、元は親友だったが、ある事件を境に宿敵同士に。

開始からわずか 30 分ほどで、これだけの人物が登場。
英語字幕で、これだけの人物の位置関係がわかったら天才だ!!
ここまで翻訳して、やっと理解できた。
なるほど、そういう関係だったのか。

マックスとサニーの仲がなぜ悪くなったか。
それは、大学のお別れパーティーのとき、、、
お別れパーティー。歌『Papa Toh Band Bajaye』とダンスのスタート!!


ここまでにも、コメディーらしく、ダジャレを飛ばしたりしている。
たとえば、

I got your virgin.
I mean, your version.

I got your version.(話しはわかった)の「バージョン」を「バージン」と言って笑わせるというネタだけど、どう訳したものか。コメディー映画の台詞の訳は、難しい。


2013年7月3日水曜日

インド映画『Plan』 (プラン) -- その 3

Plan の字幕翻訳が完成!!
日本語字幕で改めて見たが、面白い映画だ。

日本語字幕は、字幕倉庫に放り込んでおいたので、参考にしたい方は自由にどうぞ。

さて、後半の登場人物は、前半に登場した若者 4 人と、前半の最後にチラッと出てきた次の 2 人。

 
ムーサ (サンジェイ・ダット)

4 人の若者の誘拐ターゲット。実はギャングのボス。
インドでは、煙草が今でも男の小道具のようだ。
常に煙草を吸っている。
灰皿などは使わないようで、吸殻は道にポイ。
 
ラーニー プリヤンカー・チョープラー

ムーサの恋人。
ムーサに結婚を迫るが、
独身でいたいムーサとは言い争いが絶えない。
それに、ムーサと敵対するギャングのボス。

スルタン (マヘシュ・マンジュレカー)

ムーサのライバル。
バカ丸出しの悪役を上手くこなしている。
こいつも、煙草、吸いまくり。

いつものように、ゴールデンバーに現れたムーサ。深酔いしてトイレに入ったところで、4 人組にクロロホルムを使って誘拐される。

「どこの警察でもいいから、行って手配写真を見てこい」と言われて、ラッキーが見に行く。
誘拐した相手がギャングのボスと知った 4 人組。
ひたすら謝ることに。

しかし、ムーサが 1 人で居ることは通常はあり得ない。
必ず、子分と一緒のはず。
そこで、ムーサは、ボビーを使って自分の子分に電話をかける。
「ボスを預っている。ボスの命が惜しければ、金を持って来い」

ボビー以外の 3 人が金の受け取りに成功するが、バッグに入っていたのは古新聞。
そこで、ムーサはスルタンに電話。
スルタンは、ムーサの子分が、すべて自分に寝返ったことを告げる。
ムーサを孤立無援にして襲う手はずだったが、偶然にも 4 人に誘拐されたおかげで、ムーサは助かったのだ。

ムーサは、4 人が住んでいる部屋に隠れることに。
4 人の若者にとって、ムーサは父親のような存在となる。
敵は、ラーニーがムーサの恋人だということを知っている。
このままでは、ラーニーが危ない。
そこで、ゴールデンバーにラーニーを迎えに行く。
そこへ、敵が襲撃してきて、打ち合いとなる。

ムーサは格好良く敵を倒し、最後に残った 1 人に言う。
「帰ってスルタンに言え。 こちらから行くと」

裏切った子分とのロシアンルーレットに勝ったりして、4 人の若者はすっかりムーサのファンに。 サンジェイ・ダット自身が歌う『Aim Kaim』(それがどうした)。


その後、映画監督のアトマに電話をかけて、ボビーを主役にしてしまう。
ヒーローはボビー、ヒロインはサプナ。
「2 人のラブソングは、モーリシャスで撮影だ」と、ボビー。
本当にモーリシャスで撮影したかどうかは知らないが、『Hota Hai Hota Hai』(それは愛なのか)。


ムーサに結婚を迫るラーニーと、独身でいたいというムーサ。
2 人の言い争いが絶えない。

カードでイカサマをしたアスラムと、もう一勝負。イカサマを見破ったムーサ。
そのお陰で、4 人の借金はチャラに。

すっかり、ギャング気分の 4 人を、ムーサは叱りつける。
「お前たち、俺のようになりたいのか!」
お決まりの、ギャングの説教。
「お前たちは、家に帰れ!」

4 人を家に帰して、1 人でスルタンに立ち向かおうとするムーサ。
一緒に行くという 4 人。

「列車は何時だ」
「4 時です」
「よし、それまでに片付けよう」

4 人と一緒に、スルタンのところへ。
一気にクライマックス。
最初はやられまくるが、当然、最後はムーサの勝ち。

4 人が乗った列車がプラットフォームを離れた後、ムーサがラーニーに向かって言う。
「俺と結婚するか?」


こうして、ハッピー エンド。
評価は、文句なしの A。