2014年6月18日水曜日

「Ram-Leela」(ラームリーラ) -- その 3

スマホで連絡を取り合う仲になったラームとリーラ。
今度は、リーラがラームに会いに行くことに。

ラジャーリの支配地域に足を踏み入れたリーラ。
美しい!


この映画の本当のタイトルは「Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela」(銃弾遊戯: ラームリーラ)。ということは、ラームが留守番をしていた店での出会いのバックに流れるこの曲、「Ishqyaun Dhishqyaun」(愛と銃弾)がこの映画のテーマ曲か?


曲はいいのだが振り付けが、、、と思うのだが、どうだろう?

DVD の英語字幕は歌詞にも付いているが、ずいぶん意訳してある。そのまま日本語に訳したら、元のヒンディー語の歌詞がまったく生かされなくなってしまう。そこで、できるだけヒンディーに忠実な英訳(たとえば、ここ)を探して、ふむふむ、そうかそうかと、ヒンディー語も参考にしながら訳を進める。それもまた、楽しい作業だ。

この後、警官のバンカが、リーラの兄カンジに金を貰って、銃弾を押収するためにラジャーリをガサ入れするが、ラームにアダルト ビデオを貰って、銃弾を押収せずに見逃すというエピソードが挿入される。さほど必要なエピソードとも思えないが、、、

さて、深く愛し合うようになったラームとリーラだが、リーラがラジャーリの支配地域へ行ったことを知ったダンコール(リーラの母親)は、リーラの結婚式を急ぐよう皆に命ずる。

その夜、2 人で駆け落ちしようということになるのだが、大きな木の上で 2 人が話すという、ずいぶん工夫したシーンが登場する。


木の下は池になっていて、水に反射した光がゆらゆら揺れるという、バンサーリ監督の得意とする幻想的な演出だ。この辺りの妖艶な雰囲気は Devdas(デーブダース)で既に完成の域に達しているが、Devdas に比べると予算が限られているためか、作りが粗い気がする。

翌日、市場のシーン。
ラーム、ラームの兄メグジ、それに仲間と市場で楽しんでいると、サネラの連中が現れる。
その中には、リーラの兄カンジもいる。

ラジャーリとサネラが出会えば、当然険悪な雰囲気になる。
ふとしたことから、銃の腕比べが始まる。
メグジがビール瓶を自分の肩に乗せて、カンジに言う。
「これを撃ってみろ」

カンジが撃った弾は、運悪くメグジの胸に命中してしまう。
それを見て逆上したラームは、カンジを撃ち殺してしまう。

ラジャーリとサネラのつまらない争いで、互いにたった 1 人の兄を亡くしたラームとリーラ。
リーラはラームに向かって、「なぜ、兄さんを殺したの! もう終わりよ」
「なぜ終わりなんだ」とラーム。「俺たちは、血によって結ばれるんだ」

ラームは言う。
「死ぬ理由はいくつもあるが、生きる理由は たった 1 つ。君だ」


「ここを離れよう。ここに居ると、憎悪に飲み込まれてしまう」

こうして、街を出た 2 人。しかし、警官やサネラの手下が 2 人を追っている。
「外へは出るな」
ラームは言うが、リーラは外で買い物をしている。
リーラが買ったのは、2 人の服、シンドール(花嫁の頭に付ける赤い粉)、結婚指輪。
2 人のささやかな結婚式をしようというのだ。

こいつ、何を考えているんだ! ラームは怒って言う。
「君は結婚式のことしか頭にないのか。新聞を見てみろ。ランジャールで暴動だ。ラジャーリの家や店が破壊された。なのに、君は!」
「私はラジャーリの苦しみも、サネラの苦しみも 区別しない。でなければ、あなたと逃げなかったわ」

ラジャーリとサネラの立場で激しく罵り合う 2 人だが、愛の力がそれを上回る。
その夜、2 人はささやかな結婚式を挙げることに。
「Ang Laga De」(私に触れて) -- あなたの身体で私の身体に触れてくれといった意味だろうと思うが、、、


アイシュと比べるのは酷か。あの人間離れした美しさには、誰も勝てない。

一方、追っ手は既に 2 人の居所を突き止め、2 人のもとに向かっている。
結婚式を終えて夜を過ごそうとしているところに、ラームの友達から電話。
宿屋の下に来ているという。
「なぜ、居所が分かった」とラーム。
「いいから、結婚祝いだ。ビール 1 杯だけ付き合えよ」

リーラを置いて行けないと言うラームを、無理やり外に連れ出す。
「乾杯!」
杯が進むにつれて、酔いがまわる。
「リーラのような女は他にいない。彼女は、ラジャーリを愛したただ 1 人のセネラだ。リーラのような女は他にいない... リーラのような女は他にいない...」
酔いつぶれたラーム。

朝になる。ラームのいない部屋。リーラが目覚めると、部屋にいるのはサネラの手下ババニ。
リーラを連れ戻しに来たのだ。
無理やりリーラの手を引いて、部屋を連れ出す。
「ラーム!」
酔いつぶれて寝ていたラーム。その声を聞いて目覚める。
川を挟んでリーラとラーム。
サネラの手下に連れ去られるリーラを見ても、川の向こう岸ではどうすることもできない。
ラームの友達連中も、この計画に加担していたようだ。

リーラは車に乗せられて連れ去られてしまう。
物語は急展開。いよいよ面白くなってきた!

はい、前半終了。ここで途中休憩。
後半が楽しみだ。

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