2015年3月6日金曜日

PK -- その 3

別の惑星から来た(アーミル・カーン)、PK と呼ばれている。
「酔っ払い」「バカ」とか「阿呆」という意味があるらしい。
あちこちで、あまりにも変なことを言うものだから「お前は、ピーケーか」。

意味がわからないので、「Yes」と言ってしまう。
よって、彼の名は PK。

久々の S 級映画かもしれない。

自分が乗ってきた宇宙船を呼び戻すために必要なリモコンを盗まれてしまった PK。
リモコンを取り戻さない限り、故郷の星に帰れない。

「神様は、どんな願いも叶えて下さいます」

地球のことは何もわからない PK。
しかし、神様なら、大切なリモコンを取り返してくれる。

神様って何だ? 神様はどこにいる?
ヒンズー寺院や、キリスト教の教会、イスラム教のモスクなど、PK の神様探し。

そもそも、宗教とは何か、、、
そんな重いテーマを軽妙に、コミカルに描いている。すごい!!

भगवान(バグワン = 神様)、これがこの映画のテーマのようだ。
「バグワン、あなたはどこにいるのですか」

この曲(Bhagwan Hai Kahan Re Tu: 神様 どこにいるのですか)の歌詞の最後の方の 2 行の訳が難しい。英訳サイトでも、神探しに疲れたとか、いやそうじゃないとか、色々説があるようで、自分などには到底うまく訳せない。

Soche Bin Samjhe Jatan Karta Hi Jaata Hoon
Teri Zid Sar Aankhon Par Rakh Ke Nibhata Hoon

どう訳せばいいか、、、どなたか、教えてください。
自分なりの訳は、、、


Hai Suna Ye Poori Dharti, Tu Chalaata Hai
あなたが この世界を司っていると聞きました
Meri Bhi Sun Le Araj, Mujhe Ghar Bulaata Hai
私の願いを聞いて下さい 私の家では私の帰りを待っています
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu…
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu…
主よ あなたはどこにいるのですか

Main Pooja Karun Ya Namaazein Padhun
祈りを捧げるべきですか 礼拝をすべきですか
(Pooja = ヒンズーの祈り、Namaazein = ムスリムの礼拝)
Ardaasein Karun Din Rain
昼も夜も祈るべきですか
(Ardaasein = シーク教徒の祈り)

Na Tu Mandir Mile, Na Tu Girje Mile
あなたは寺院にもいない 教会にもいない
Tujhe Dhoondein Thake Mere Nain… (x3)
私はあなたを探し疲れました
Jo Bhi Rasmein Hain Wo Saari Main Nibhata Hoon
どのような教義にも 従います
In Karodon Ki Tarah Main Sar Jhukata Hoon
何万回でも頭を下げます
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu…
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu…
主よ あなたはどこにいるのですか

Tere Naam Kayi, Tere Chehre Kayi
あなたには いくつもの名前がある いくつもの顔がある
Tujhe Paane Ki Raahein Kayi…
あなたに近付くには いくつもの道がある
Har Raah Chala, Par Tu Na Mila
あらゆる道を歩いた でも あなたは見つからない
Tu Kya Chaahe Main Samjha Nahin… (x3)
私は 何をすればよいのですか

Soche Bin Samjhe Jatan Karta Hi Jaata Hoon
私は何も知らずに やろうとしていました
Teri Zid Sar Aankhon Par Rakh Ke Nibhata Hoon
私のすべてを捧げ あなたの意思に従います
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu
主よ あなたはどこにいるのですか

Hai Suna Ye Poori Dharti, Tu Chalaata Hai
あなたが この世界を司っていると聞きました
Meri Bhi Sun Le Araj, Mujhe Ghar Bulaata Hai
私の願いを聞いて下さい 私の家では私の帰りを待っています
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu
主よ あなたはどこにいるのですか
Bhagwan Hai Kahaan Re Tu
神よ あなたはどこにいるのですか
Aye Khuda Hai Kahaan Re Tu…
主よ あなたはどこにいるのですか


翻訳というのは難しいもので、日本語の「神様」と英語の「God」が同一かと問われると、到底、同一とは思えないわけで、「Bhagwan」を「神」と訳し、「Khuda」を「主」と訳してみたものの、しっくり来ない。違うんだよな、絶対に。でも、どう訳せばいいのかわからない。

この映画が公開されたら、プロの翻訳を見に行こう!!

(続く)

2015年3月5日木曜日

PK -- その 2

面白い映画というのは、最初から面白い。
PK もそう。

昨日から字幕の翻訳を始めて、2 日で約 30 %。
次はどうなるんだろう、次はどうなるんだろうとワクワクしながら訳していると、時間のたつのも忘れてしまう。

さて、ベルギーのブルージュからデリーに帰ってきたジャグーは、奇妙な格好をしてチラシを配っているアーミル・カーンを見つけて興味を持つ。


ヒンディー語の勉強は、すっかり挫折してしまって、今もまったく読めない。
しかし、調べてみると、、、

लापता(ラーパタ)= MISSING = 行方不明

神様の絵が描かれていて、「見つけた方は PK までご連絡下さい」と書いてある。
どうやら、PK は神様を探しているようだ。

ジャグーの仕事は、テレビのレポーター。
これはニュースになると、PK に近付く。

「なぜ、そんなヘルメットをかぶっているの?」とジャグー。


PK が何と答えるかは、映画を見てのお楽しみ。
この映画も、シナリオの勝利だ。そう来るか、、、という会話が随所に。

その後、色々あって、警察の留置所の中で、PK は自分のことを話し始める。
しかし、宇宙から来たなど、到底信じがたい話しだった。

場面は、PK が地球に取り残された直後に変わる。
地球の人々の習慣も、言葉も、何 1 つわからない PK。
皆が当たり前と思っていることを 1 つ 1 つ学んでいく。

たとえば、服。
PK には、男の服と、女の服が分からない。

たとえば、お金。
なぜ、この老人の写真を渡すと、食べ物をくれるのか?


やがて PK は、地球では言葉が非常に重要だと気が付く。
PK は、言葉を覚えようとする。
問題は、その方法。

PK は、ひょんなことから、村人の客人として迎えられる。
PK は、誰かれかまわずに、女性の手を握ろうとする。


Aayo Re Aayo Re Bhaaya Rangeelo Mehmaan
あよ れ あよ れ ば~や らんぎ~ろ めへま~ん
派手な服を着た客がやってきた
Chora Chori Fark Na Samjhe
ちょら ちょり ふぁるく な さむじぇ 
そいつは男と女の区別もつかない
Maare Sab Pe Chalaang
ま~れ さぶ ぺ しゃら~んぐ
そいつは誰彼なしに飛びかかる
Marwayega Tu, Tharki
まるわえが と たるき~
俺たちを困らせる 恥知らず
Pitwayega Tu, Tharki
ぴとわえが と たるき~
俺たちを殺す気か 恥知らず
Mat Kar, Mat Kar, Mat Kar, Mat Kar
まと かる まと かる まと かる まと かる
やめろ やめろ やめろ
Ara Ra Ra Ra Ra...
あら ら ら ら ら...
Tharki Chokro Aayo Re Banke Mhaaro Mehmaan
たるき ちょ~くろ~ あよ れ~ ばるけ~ めは~ろ めへま~ん  
恥知らずな男が 客としてやってきた
Arre Tharki Chokro Aayo Re Banke Mhaaro Mehmaan
あれ たるき ちょ~くろ~ あよ れ~ ばるけ~ めは~ろ めへま~ん
恥知らずな男が 客としてやってきた


インドの田舎の雰囲気プンプン。やっぱり、インド映画はいい!
インド映画は、こうでなければ!!

(続く)

2015年3月4日水曜日

PK -- その 1

アーミル・カーンの PK、面白そうな映画。
宇宙船に乗って地球(インドのラジャスタン)にやってきたアーミル・カーンが、宇宙船を操縦するためのリモコンを盗まれてしまって、故郷の星に帰れなくなってしまうところから映画が始まる。

場面変わって、ベルギーのブルージュ。
この物語のヒロイン、ジャグー(アヌーシュカ・シャルマ)。
アミタブ・バッチャンの詩の朗読公演に来たけれど、チケットは売り切れ。
そこで出会ったのがパキスタン人の青年、サルフラーズ(スシャント・シン・ラージプート)。

う~む、映画のツボを心得ている。
映画の素晴らしいところは、行ったこともない街の景色が見られること。
ブルージュのいかにもヨーロッパ的な建物を背景に、若い 2 人が恋に落ちる過程がうまく表現されている。2 人の雰囲気が、ブルージュの町並みにとても似合っている。

どこかで聞いたシャンソンのフレーズ。
古典的なカメラワーク。
素晴らしい!!


アヌーシュカ・シャルマという女優さん、初めて見る。
めちゃくちゃ美人だけれども、どこか愛嬌のある個性的な顔立ち。
一目で好きになってしまった。

サルフラーズ役のスシャント・シン・ラージプートも、いい雰囲気だ。
青春だなぁ。

しかし、ヒンズー教徒のインド人とイスラム教徒のパキスタン人が結ばれるはずもなく、ジャグーは失恋。故郷のニューデリーに帰ることに。

この映画、見る価値あり。
お勧め!

(続く)

2015年2月3日火曜日

次は PK に挑戦

在日インド人の間で PK が面白いという評判なので、次は PK の翻訳に挑戦してみようと思う。去年の 12 月に公開されたばかりの映画で、主演はアーミル・カーン。


宇宙からやってきた人型ロボットの PK (アーミル・カーン)と人々との触れ合いを描いたコメディーとのこと。PK の純真な質問に、人々は長年築き上げてきた伝統的な価値観を問い直さなければならなくなるといった哲学的なテーマが笑いの中に込められているといった映画らしい。

とはいっても、最近は安い安い仕事に追われていて、インド映画どころではない。
早く春にならないかな。
春になれば、忙しいばかりで安い安い仕事も終わるはずだ。

2014年11月11日火曜日

ヒンディー語の勉強、少しも進まず

ヒンディー語の勉強、まったく進んでいません。
何日か勉強しなかったら、それまで覚えたことを全部忘れてしまいました。

「インドの文字は難しいから」、そう言ってインド人に慰められる始末。
いまだに、ヒンディー文字はまったく読めません。

インド映画、今年は「Chennai Express」と「Thanks Maa」を見ることができてよかった。
面白かった。「My name is Khan」には感動した。
しかし、他の映画はダメダメ。
当たりはずれの多い年で、外れた映画のおかげで、すっかり疲れてしまった。

見ていないインド映画の DVD がたまってきた。
アクシャイ・クマールの「ENTERTAINMENT」とか面白そう。
リティク・ローシャンの「KRRISH3」も買っただけで見ていない。
カリーナ・カプールの「HEROINE」も放ったらかし。


ゆっくりと、落ち着いて見たいと思っているのに、バタバタ生活している。
見る機会がないまま、放ってある。もったいない話し。
ま、そのうち見るさ。DVD が逃げるわけじゃなし。

2014年10月15日水曜日

ヒンディー文字のハードル高杉晋作

無理なのかも、、、、 ヒンディー文字を覚えるの。

ヒンディー アルファベットの簡単なオンラインゲームがある。


発音を聞いて、いくつか表示されている文字の中から正しい文字を選ぶゲームだ。



やっても、やっても、すぐに忘れてしまって、自分がバカに思えてくる。
発音も聞き取れない。耳が悪いのかも。
「タ」も「ダ」も同じに聞こえてしまう。

最初からハードル高杉晋作だ。

2014年10月13日月曜日

マイ・ネーム・イズ・ハーン -- イスラムに対する偏見

ヒンズー教徒とイスラム教徒は互いに憎しみ合い、常に殺し合っているというイメージがある。学校でも、大英帝国インド領が、宗教の違いからインドとパキスタンの 2 国として独立したと習った。カシミールをめぐって、領土争いから両国は何度も戦争まで行っている。

しかし、インド国民が全員ヒンズー教で、パキスタン国民が全員イスラム教かというと、決してそんなことはない。インド国民の約 13%がイスラム教で、少数派ではあっても日本の人口よりも多い 1 億何千万人かのイスラム教徒がインドで暮らしている。

そうなると、ヒンズー教徒とイスラム教徒の間に愛が生まれることもあり、ヒンズー教徒とイスラム教徒が結婚するということもあるわけだ。

映画では、2008 年に公開された「Jodhaa Akbar」(ジョーダ・アクバル)が、まさにヒンズーとイスラムの問題を正面から取り上げている。
ムガール皇帝でイスラム教徒のジャラールディン・アクバルと、アメールの王女でヒンズー教徒のジョーダ姫が政略結婚する映画だ。政略結婚といえば、日本人なら浅井長政とお市の方を思い浮かべるかもしれないが、互いの宗教まで異なるとなると、ただ事ではない。映画でも描かれていたが、周囲の反発も尋常ではない。

そして、「マイ・ネーム・イズ・ハーン」が、ヒンズーとイスラムの問題を正面から取り上げている。インドでは(おそらく世界中で)ハーン(カーン)という名前だけでイスラム教徒だというレッテルを貼られるらしい。

「マイ・ネーム・イズ・ハーン」の主人公、リズワン・ハーン(シャールク・カーン)はイスラム教。リズワンと結婚するマンディラ(カージョル)はヒンズー教。マンディラの名字は、リズワンと結婚することによって "ハーン" に変わる。マンディラは、愛さえあれば、名字が変わることなど大した問題じゃないと思って結婚する。

しかし、米国で発生した 9.11 同時多発テロでイスラムに対する偏見、差別、迫害が一気に噴出する。「ハーン」という名字のために、イスラム教徒だと思われてしまう。そして、イスラム教徒は全員テロリストだと思われてしまう。

2 人を襲う悲劇。偏見が生み出す暴力。
それが原因でマンディラの子供が殺害される。
マンディラはリズワンと結婚したことを後悔してリズワンを罵る。
皆が私たちをテロリストだと思っている。私たちがテロリストじゃないって皆を説得できるの?
大統領にそう言ってよ!

My name is Khan. But I'm not a terrorist.

大統領に、この一言を伝えたくて、、、

インド映画には違いないが、伝統的なインド映画のジャンルには入らない。
しかし、いい映画だ。見て損はない。評価は A。

で、シャールク・カーン。
彼は、私生活ではイスラム教徒。妻のガウリはヒンズー教徒。
私生活も、この映画そのままだ。
もちろん、彼はテロリストじゃない。
「マイ・ネーム・イズ・ハーン」の迫真の演技ができるわけだ。

今、イスラム国がどうしたとかで、再びイスラムに対する偏見が膨らもうとしている。
イスラム国を非難しつつ、彼らの残虐性を誇張して、これとばかりに宣伝する。
まるで、イスラムが世界の敵だと言わんばかりに。
そして偏見が生まれ、差別が生まれ、暴力につながる。
日本で言えば、朝鮮人差別がこれに当たるのか。

My name is Khan. But I'm not a terrorist.

今こそ、この言葉をかみしめたい。