ジョーダの荷物から毒の入ったビンと手紙が見つかり、それがマーハムのもとに届く。
「これを使って、あの女に罠を仕掛ける」とマーハム。
手紙は、アジャブガーに身を寄せているスージャマルに届けられる。
この手紙、ムガル皇帝との政略結婚から逃れようとして、スージャマル宛てにジョーダが書いたもの。結局は送らなかったのだが、なぜ、こんな手紙をいつまでも荷物の中に入れているのか。普通なら、直ちに処分するんでねぇの?
「お兄様、来て私を守って」
その手紙を受け取ったスージャマル、
ウダイガール国のラーナ王が「これは、お前をはめるための罠だ」と言うのも聞かず、ジョーダ救出に向かう。
一方、アーグラ城では、アドハム カーンとシャリフディン フサインが会っている。
ワルの 2 人が会っているのだから、ロクな相談じゃない。
「シャリフディン、問題が起きた。俺は逮捕されるかもしれない。
首相のシャムスディン アッカ カーンに、俺の税金横領がばれた」とアドハム。
「シャムスディンがトーダルマルに真実を伝える前に、奴を消すのだ」とシャリフディン。
トーダルマルって誰だよ? 初めて出てくる名前だ。
シャリフディンは首相シャムスディンを殺し、剣を携えたまま後宮に押し入る。
ジャラルディンの命をも奪うつもりだ。
しかし、武術の達人ジャラルディンの敵ではなく、あっけなく取り押さえられてしまう。
ジャラルディンが父のように慕っていた首相のシャムスディンが殺害されたことで、ジャラルディンの怒りが爆発。宮殿のテラスから投げ落とすという残酷な方法でアドハムを処刑する。
その光景を見ていたジョーダ。恐怖におののいている。
ジャラルディンは、アドハムを処刑したことをマーハム アンガーに報告する。
アドハムはマーハム アンガーの実子だ。しかし、マーハム アンガーは「悪いのはアドハムだ」と言って、ジャラルディンを許す。
そして、ジョーダの荷物の中にあった毒入りのビンを見せ、ジョーダには気を付けるようにと言う。
「彼女はアジャブガーの王子と婚約していた。しかし、あなたと結婚した。なぜ?
彼女は美しい妻として、ラジプートが送り込んだ暗殺者です」
夜中、城の外で密かに会っているジョーダとスージャマル。
「あなたからの手紙を読んで、飛んで来ました」
「手紙など送っていないわ」
「これが手紙だ。あなたのラーキーも」
ラーキーとは、兄弟姉妹の関係を祝うヒンズー教の祭りの日に、女性から男性に贈る吉祥の紐。贈られた男性は、その女性を兄妹として保護することを誓う。下のように手首に巻く。インドの歴史で、ラーキーを贈って男性に助けを求めた女性は、多くいたとのことだ。
ラーキーを贈られて、「助けて、お兄様」などと言われたら、スージャマルでなくとも救出に向かう! スージャマル、お前の気持ちはよく分かる。
「あなたが送ったのでなければ、この手紙はいったい誰が?」
そこへ、ジャラルディンの声が響く。
「奴を捕えよ」
ジャラルディンが見ていたのだ。
「これは、お前が仕組んだ罠だったのか!
私を裏切ったな、ジョーダ!」とスージャマル。
「ジョーダ、このラーキーは、常に手首に付けておく。
お前の裏切りを忘れないようにな!」
まったく、単細胞な奴だが逃げ足は速い。
後に残されたジョーダにジャラルディンは言う。
「奴は誰だ。アジャブガーの王子か。いずれにしても、お前は私を裏切った」
「裏切ったのは私ではなく、マーハム アンガーです!」
「彼女が裏切るはずがない。彼女は私の育ての親だ」
「愛や信頼が見つかり始め、幸せになりかけていたのに、なぜこんなことになるのでしょう。
反逆罪とおっしゃるなら、私の刑を教えてください」
「お前の家族のもとに帰れ!」
こうして、マーハムの罠に落ちたジャラルディンは、ジョーダを実家に帰してしまう。
ここまでの上映時間、約 2 時間。Intermission の文字が出て、やっと第 1 部が終了だ。
話しは面白くなってきたが、翻訳がなかなかはかどらず、疲れる。
少し、休憩だ!!
0 件のコメント:
コメントを投稿