2012年9月23日日曜日

インド映画『Baabarr』(バーバル) -- その 1

少し涼しくなってよかった。
Baabarr (バーバル)の字幕の翻訳を開始した。

映画は、次のナレーションから始まる。

急速に進歩する世界の中に、もう 1 つの世界がある!
犯罪の世界

そこでは、銃が合理的で自然な選択だ
我々の社会が危惧する世界...

...汚職がはびこり...
...政治家は人々を搾取する...
...そして正直者が虐げられる!
不幸なことだが 現実だ !!!

これが、この映画のテーマだ。
そして、別のナレーションが続く。

インド最大の州、ウッタルプラデーシュ
インドで最も人口が多いこの州では、何もかもが過剰だ
ここには 多数の金持ちと、多数の貧乏人がいる
ここには 多数の善人と、多数の悪人がいる
この州では白昼の犯罪など日常茶飯
ここにある唯一のルール、それは弱肉強食だ

政治は ここで生まれた

ここの どの街にも特色がある
工場の街、革製品の街、靴の街、
財布の街 食器の街 子供の玩具の街
そして大人の銃も
素人やプロの犯罪者、強盗、殺し屋、
盗賊などの銃の匂いを注意深く嗅いでみると良い
この街の匂いがすることだろう

そんな街の 1 つがアマンガンジ
キンマの葉やタバコのヤニ、壁に撒き散らされた小便
それらが、ここの文化を物語っている
どの家にも、椅子より多くの銃がある
弾が多いほど人は凶暴になる

120 万の票田
どの政党も、ここに関わりたいとは思わない

誰もが幸せだ
すべてが組織だと誰もが思っている
男は自分の組織を作る
それは男にとって至福のとき
この街の工場が作るのは、製品ではなく、犯罪者である

バーバルは、ウッタル・プラデーシュ州アマンガンジの貧民街で生まれ育った。
6 人兄弟の末っ子だ。
家業は肉屋。
インドでは、肉屋は汚らわしい職業とされており、最下層のダリット(不可触民)に位置付けられる。宗教はヒンズー教ではなく、イスラム教だ。


長男のサルフラーズがつまらない喧嘩で人を殺してしまい、その後、バーバルの兄たちは銃の密造を始める。銃は、12 歳のバーバルにとって、身近な存在となった。

そんなある日、子供同士の喧嘩で侮辱されたバーバルは、レンガで相手の頭を殴って怪我をさせてしまう。
怒鳴りこんでくる父親。バーバルをかばう他の兄弟。
喧嘩は、地元の顔役マムーが仲裁することになるが、少し目を離したスキに銃が発砲される。
再び乱闘が始まり、バーバルの兄に銃口が向けられたそのとき、1 発の銃声がして相手が倒れた。
銃を撃ったのは 12 歳のバーバルだった。


すまない。飲みながら書いてたら、酔いがまわってきた。
続きは後日。

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