「Baabarr」(バーバル)の字幕の翻訳がザッと終わって思うこと。
ただ一言。 残念!
タイトルが表示されるまでの最初の 20 分は、素晴らしい出来栄えだ。
特に、12 歳の少年バーバルが、初めて人を撃ち殺すシーンは衝撃的だ。
これから、どんな物語が展開するのかとワクワクする。
しかし、その後は、大人になったバーバルと、宿敵タブレーツとの抗争ばかり。
何のことはない、ごく普通のギャング映画だ。
普通のギャング映画なら、「仁義なき戦い」のほうが 10 倍面白い。
終わりの方に、政治家がチョロッと出てきたり、正当防衛を偽装して犯人を銃殺してしまうという警察の不法行為(フェイク エンカウンター)に対する問題提起がある。しかし、この映画のテーマだったはずの「貧困と犯罪」や「警察や政治家の腐敗」に対する掘り下げが、ほとんどなかったのは残念だ。
ギャングの抗争はそれなりに面白いが、焦点がボケた映画になってしまったのは否めない。
現時点では、S、A、B、C、D、E の 6 段階評価で B 。
大外れではないが、期待はずれだ。
インド映画は、何度も繰り返し見て楽しめる映画が多いが、「Baabarr」(バーバル)は、一度見たら十分という気がする。
最初に、このような映画評を読んでから見れば、印象も変わっていたように思う。
過剰な期待は禁物ということだ。
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