本は少し読んだ、仕事も少しした、
しかし、映画も見ず、テレビもほとんど見ず、
あまりの残暑の厳しさに、ひたすらのびていた。
インドはもっと暑いのだろうか?
そんなことを思いながら。
今日、久々に 2009年公開の「Baabarr」(バーバル)を見た。英語字幕だ。
以前にも見たような気がしていたが、今回見たら印象がまったく違った。
どういう訳か、この映画に歌や踊りは存在しないと思い込んでいた。
ありました。歌も踊りもありました。
日本人の多くは、インド映画の歌と踊りが気に入らないようだ。
ストーリーだけを追いかけたい人が多いようだ。
歌や踊りが入ると、集中力が途切れて嫌なんだそうだ。
歌や踊りがいいんじゃないか、
それがインド映画の魅力なんだ。
これまで、そう思ってきた。
しかし、「Baabarr」(バーバル)を見て、その思いが変わった。
この映画に踊りはいらない。
完全に邪魔だ。
この映画の踊りのシーンは、そういう気分にさせる。
この映画は、貧民街で育った子供がギャングに成長し、警察や政治家に利用され、最後には卑怯な手段で殺されてしまうという映画だ。インド社会の暗部を描き出した社会派の映画だ。
仁義なき戦いを彷彿とさせるような残酷なシーンが続く。
結婚式のアトラクションの場面だから、歌と踊りが入ってもいいんだろうけど、集中が途切れるなんてものじゃない。
深刻なシーンの間のこの 4 分。 耐えられない!
早く話しを進めてくれ!!!!!
う~む、やはり日本人とインド人の間には、大きな感覚の違いがあるようだ。
歌と踊りさえなければ、ムチャ秀作なのに、、、そう思う。
人を平気で殺しまくるシーンが連続するので、好き嫌いが別れる映画だろう。
以前から訳してみたいと思っていた映画の 1 つだ。
これから涼しくなるだろうから、そろそろ翻訳でも再開するか。
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