さて、いよいよガッバルとの全面戦争かと思ったら、さらに箸休め。
前回はビルーとバサンティのエピソードだったが、今回はジェイとラーダのエピソード。
ラーダというのは、タークルの次男の妻。タークル一家がガッバルに皆殺しにされたとき、使用人のラムラールと一緒に寺に行ってたお陰で助かり、今は未亡人としてタークルの家で寂しく暮らしている。
この映画、実に素晴らしい映画なのだが、難点があるとすれば、今回紹介するジェイとラーダのエピソードではないだろうか。エピソード全体が冗長で退屈なのだ。
ジェイは、いつも寂しげにしているラーダに心を寄せる。
使用人のラムラールの思い出として語られる結婚前のラーダ。
タークルが結婚話しで、ラーダの父親の家を訪れるシーンだ。
ちょうど、ホーリー祭の時期。例の色粉をかけ合う祭りだ。
無邪気に騒ぐラーダが映し出される。
昔の明るさと、今の寂しげな姿を対比させたいのだろうが、、、冗長だ。
しかし、ラーダ役のジャヤ・バードリーとジェイ役のアミタブ・バッチャンは、実生活でも夫婦。結婚したのは 1973 年だから、この映画の撮影中は、まだ新婚だったんだ。そう思ってみると、冗長で退屈なこのエピソードも見る価値ありかな。
ちなみに、ビルー役のダルメンドラとバサンティ役のヘマ・マリニは、この映画が公開された 5 年後の 1980 年に結婚してるんだよね。そういう意味では、この映画のチームワークはバッチリ!
さて、ジェイはラーダとの結婚を決意し、タークルがラーダの父親にジェイとの結婚話しを持ち込む。
ラーダの父親は、今ではラーダはタークルの娘なので、タークルにすべてを任せると 2 人の結婚を承諾。
ビルーとジェイは、犯罪から足を洗って、この村に落ち着こうと話し合っている。
「ビルー、すべてが うまくいったら、この村に 落ち着かないか?」
「俺も そう思ってたところだ」
「金を手に入れたら、ここに落ち着こう」
「土地を買って、農民になろう」
ジェイと話しているうちに、ビルーはバサンティと湖で会う約束をしていたことを思い出す。
湖では、バサンティが 1 人でビルーを待っている。
そこへガッバルの手下。
「行くわよ、ダンノー!」 (ダンノー ってのは、バサンティーの馬車を引く馬の名前)
バサンティーは、悪者たちの間を駆け抜け、馬車で逃げる。
追いかける悪者たち。
バサンティーが馬車で逃げるシーンは必見!
この映画の見所の 1 つだ。
この映画の最初の列車強盗のシーンと同じくらい迫力がある。
ハラハラ、ドキドキの素晴らしいシーン。
逃げろ! バサンティー!!
(続く)
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