2013年12月10日火曜日

インド映画 『Guru』 (グル)-- その 4

トイレ休憩の続きから。

グルは株主総会で演説する。
「我々は 自分の金で事業を行っています。
我々自身が投資し、我々自身が利益を得るのです。
私が 初めてボンベイに来てから何年にもなります。
私は 2 枚のシャツとコートしか持っていませんでした。
しかし 今ではインド中の人が、我々の生地を身にまとっています!」

その会場に、グルを叩けと命じられたサクセナーがいる。
サクセナーの隣の席の婦人がサクセナーに言う。
「どれくらい シャクティの株を持ってらっしゃるの?」
「私は新聞記者です」
「グルは魔法使いよ。あの人のこと、良いように書いてね。
グルのような人が 10 人いれば、貧困はなくなるわ」

サクセナーが書いた記事、それはでっち上げ写真を使ったでっち上げ記事。
でっち上げを知るメヌーは、サクセナーに言う。
「輸出時には中身の詰まった箱を見せたけど、実際に送ったのは空箱なのね」
「こうやって奴はポリエステルの輸入許可も手に入れた。利益は 700% だ」とサクセナー。
「あの人は 空箱から利益を得る方法を見つけた!」
「しかし その方法が問題だ。完全に不正行為だ」
「あなたも不正行為よ」
しかし、サクセナーは言う。
「これは真実だ。シャクティーが実際にやったこと。紛れもない事実だ」

目的のためには手段を選ばない。グルもサクセナーも同じだ。
いよいよ、サクセナーの攻撃が始まった!

そんなとき、グルとスジャータの間に子供が生まれる。何と、双子の女の子。
で、流れる曲が「Ek Lo Ek Muft」(1 つ買ったら 1 つ付いてきた)なんだけど、大麻でラリっているような不思議な歌詞で、どう訳したものか、、、悩ましい。


双子、1 人じゃない 2 人
教えてグル、何が起こったの、教えて

一方、サクセナーの攻撃は続く。新聞に、次のような見出しが躍る。

「シャクティー、噓まみれの成長」
「グルが作り出す新たな腐敗」
「シャクティーの新株が高値を更新。しかし、買ったのはグルの関係者」

マニークのところに、子供を連れてスジャータが訪れる。
マニークは言う。

「良かった、女の子で良かった。この子らは 君のようになる。
気が強くて 独立心旺盛。父親がいなくても生きていける。
恐らく私は、君たちの父親を刑務所に送る」
「いつまで戦うの」とスジャータ。
「勝つまでだ」とマニーク。
「この戦いは何なの? 2 人とも、なぜこんなことをしているの?」

何なんだ。マニーク、メヌー、グル、スジャータの関係は!
プライベートでは家族ぐるみの付き合い、しかし男同士は、仕事上の敵同士というわけか。
この映画の最も分かりにくいところ、、、分からんのは俺だけかも、、、

そして、マニークの乗った車に暴徒が石を投げ付けるという事件が起こる。
やらせたのは、グルの部下、トルコ時代の上司で今はグルの石油化学工場の責任者、ガンシャン・ダス。それを知ったグルは、
「やらせたのは、あなたか?」
「何のことだ?」
「分かっているはずだ」
「ちょっと脅しただけだ」
それを聞いたグルは言う。
「あの人は、俺の父親同然だ。父親に危害を加えるなど、あり得ない」
戦っていても、父と子というわけか。まるで、星飛雄馬と星一徹の世界だ。

一方、サクセナーとメヌー。
何だか分からないが、海岸に車を止めて、雨が降ってるというのに車から出ている。
難病に侵されているメヌーは車椅子。


サクセナーは、メヌーが治療法のない中枢性脱髄疾患だということを知っていながら、結婚を申し込む。
、、、で、こうなる。雨の中のラブシーン。2 人ともずぶ濡れ。必然性はほとんどないが、、、


そして、、、サクセナーはガンシャン・ダスから、重要な情報を聞き出す。
シャクティーの石油化学工場の生産設備が、政府に許可された生産量の 2 倍だったのだ。
政府には 2 万 3000 トンの生産設備だと申告しておきながら、倍の生産設備を輸入し、関税をごまかしていたことが明らかになる。
責任を感じたガンシャン・ダスは、手首を切って自殺を図る。

グルは、文句を言いにサクセナーの家に行く。
そこで写真を発見。


2 人の結婚を知ったグル。

「こいつ以外に結婚相手はいなかったのか?」
「でも、この人は良い人よ。この人と喧嘩しに来たの?」
「ああ、一言いってやろうと思ってな。しかし、お前を見たら言えなくなった」

複雑な人間関係がありまして、そうこうしているうちにも新聞はグルを叩きまくり、シャクティーの株は暴落。株主が金を返せと迫る。ここでも効果として雨が使われている。


 「俺たちの金を返せ!」
シャクティー ファミリが生き残れるかどうか。
それは、次回!!!

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