2013年9月18日水曜日

インド映画『Sholay』 (ショーレイ) -- その3

タークルの依頼を引き受けることにしたビルーとジェイの 2 人が駅に降り立つ。
駅舎を出たところで若い女性に声を掛けられる。

「お兄さんたち、どこへ行くの?」
「ここは田舎。自動車なんてないわ。
あるのは、バサンティーの馬車だけ」

このバサンティー、いわば駅前タクシーの営業。
口から先に生まれたと言わんばかりに、よくしゃべる。

ビルーとジェイは馬車に乗って、タークルのいるランガルー村に向かうことに。
料金は、1.5 ルピー。
何だかんだと話しながら、楽しい馬車の旅。
ビルーはバサンティーを気に入った様子。


やがて、ランガルー村のタークルの家に到着。
タークルは約束の 5000 ルピーを金庫から取り出して 2 人に渡す。
そして、「疲れただろう、少し休め」と言って、使用人に 2 人を部屋へと案内させる。

タークルが金庫から金を取り出すのを見ていた 2 人。
「金庫に金が詰まっていた!」
「どうする?」
「今夜、奴の金庫を空にして逃げようぜ。どうだ?」

そんな話しをしながら自分たちの部屋に入った 2 人。
いきなり、何人かの男が襲ってくる。

2 人が、男たちを撃退したところにタークルが現れる。
「お前たちに まだ勇気と強さがあるか、確かめさせてもらった」
「それで、どうだった?」
「お前たちを ここに連れてきたのは、間違いではなかったようだ」

タークルが去った後、
「俺たちを連れてきたのは、タークル、お前の間違いだ」と 2 人。

その夜、2 人がタークルの家に忍び込んで金庫をこじ開けようとしていると、
1 人の寂しげな女性が現れる。
「金庫の鍵です」
そう言って、鍵を差し出す。


「金庫には、私には役に立たない装飾品が入っています。
未亡人の私には、もう必要ありません。
お金も いくらか入っています。どうぞ お持ちになってください。
タークルの 叶わない希望など、消えてなくなればいいんです。
あの人は 自分の希望を、あなたたちに託したんです」
 
これは、重要な台詞。後で効いてくる。
しかし、英語字幕で見ていると、こういう大事な台詞が理解できないまま映画が進んでしまう。
 
夜中に人の家に侵入して、金庫をこじ開けているところに鍵を持ってこられたのでは、
そのまま盗んで逃げるわけにもいかない。
 
次の日、ジェイは昨夜の女性に金庫の鍵を返す。
この女性のことが気にかかる様子のジェイ。
 
平和な村。
ビルーは、バサンティーに拳銃の撃ち方を教えるのを口実に、
バサンティーに抱きつこうとして怒られたりしている。
 
そんな平和なランガルー村に、盗賊の手下 3 人が現れる。
盗賊に穀物を差し出そうとする村人。
そこへタークルが現れて言う。
「俺が生きている限り、この村で略奪はできないとガッバルに言っておけ」
 
盗賊が周りを見回すと、ビルーとジェイが遠くから銃で狙っている。
「2 人、それだけか?」
「お前らには それで十分だ」
 
盗賊が銃に手を掛けようとした瞬間、ビルーとジェイの銃が火を噴く。
盗賊は、捨て台詞を残してあっけなく退散。
 
3 人の手下が盗賊のアジトの岩山に帰る。
待ってました! ガッバル登場。
こりゃ、マカロニ ウエスタンの悪役そのものだ。
 
 
逃げ帰ってきた子分 3 人を前に言う。
「相手は たった 2 人、お前らは 3 人だ。なのにお前らは、手ぶらで帰ってきた。
恥を知れ!」
3 人の子分を容赦なく撃ち殺してしまうガッバル。
 
一方、盗賊を追い払った村では何かの祭り。
色粉を撒き散らしながら歌っている。
何と、観覧車やメリーゴーランドまである!
 
 
残念ながら英語の歌詞が見つからなかったので歌詞を訳すことができないが、喜びの歌ってことは確か。
 
喜びに溢れる村に、今度はガッバル自らが乗り込んでくる。
 
(続きは次回)
 

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