2016年7月15日金曜日

見せしめ逮捕に思う

今回の字幕作成者の逮捕は、「見せしめ」としての効果は十分にあったことでしょう。
ごく少数の人しか見ていないこのブログですら、恐怖のあまり緊急対応したのですから。

逮捕された人は、実名報道されています。
一般人にとっては、起訴されるかされないか、有罪か無罪かにかかわらず、逮捕されただけで致命的な打撃を受けます。派遣社員だったら即クビです。正社員でも、会社にいずらくなることでしょう。
これは、政治家に対するガサ入れと同じです。起訴まで持ち込めなくても、ガサ入れだけで致命的なダメージを与えることができます。

私は、今回の見せしめ逮捕の全容を知りたいと思います。

  1. 逮捕された字幕翻訳者は、具体的に何を行ったのか。
  2. 違法性を認識していたのか。
  3. 違法行為に対する著作権者からの警告は行われたのか。
  4. 違法行為を行っていた期間はどれくらいか。
  5. 動画ファイルとセットで字幕ファイルを提供していたのか、字幕ファイルのみの提供か。
  6. 告訴は誰が行ったのか。
この事件は、自らの問題として今後もウオッチしたいと思います。

日本では万葉の昔から、和歌などはパクリ放題パクリまくって発達してきました。
コミックやアニメも、誰かのアイデアを他の人が発展させ、それを別の人が発展させるということを繰り返しながら成長してきました。
大衆文化は、様々な人が少しずつアイデアを継ぎ足しながら発展していくものです。
それを、著作権がどうの、知的財産がどうのなどと言っていたのでは決して花開きません。

著作権を声高に叫ぶのは、米国流の資本主義社会の中で守銭奴と化した営利企業のみです。それらの企業は、人類の文化に何の貢献もしていません。

ミッキーマウスを生んだのはウォルト・ディズニー(アブ・アイワークスとの説も)です。
ディズニーは文化の発展に貢献したかもしれません。
しかし、その後、ディズニーの遺産にしがみつき、金儲けのみを考えている人々にはうんざりです。丸を 3 つ描いただけで著作権違反だと言うのですから、開いた口がふさがりません。
子供の落書きも著作権違反で訴えるのでしょうか。

著作権については、著作権者自身が寛容になるべきです。
何でもかんでも金にしてやろうなどと考えるのは、貧しい心の持ち主です。
著作権を声高に叫ぶ人々も、そのアイデアはどこかからパクってきたものがベースになっていると気付くべきです。

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