2016年7月15日金曜日

字幕倉庫を限定公開とします

日本国際映画著作権協会(JIMCA)によると、インターネットのサーバー上にアップロードする目的で無断で翻訳する行為は、著作権法27条の翻訳権の侵害、それらを映画会社に無断でインターネット上にアップロードする行為は、同法23条1項の送信可能化権の侵害にあたるそうです。

【著作権法】
(翻訳権、翻案権等)
第二十七条  著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。
(公衆送信権等)
第二十三条  著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。

要するに、許可を得ずに字幕を翻訳して、無差別に公開してはいけないということなので、字幕倉庫の日本語字幕は限られた一部の人とのみ共有することとし、その目的は翻訳後の日本語字幕の評価に限らせていただきます。
評価目的で字幕倉庫の日本語字幕を閲覧したい方は、アクセス権をリクエストしてください。

日本国際映画著作権協会の方、これで問題があるならコメントをください。

人々の自由な活動を制限して、商売人の利権ばかりを守ろうとするイヤな世の中です。
著作権法の過度に厳格な運用は、大衆文化を滅ぼすのではないでしょうか。

4 件のコメント:

  1. はじめまして。インド・インド映画好きのあやかと申します。
    ブログを楽しく見ています。久々に覗かせていただいたらこんなことが起こっていたなんて驚きでした。
    インド映画は特に日本に入ってくる数が少なく見られる機会が少なくて、インドでDVDを購入してきても私のように英語が苦手だと英語字幕で見るのも大変で、こういった翻訳をしてくれる方や解説をしてくれる方のサイトに非常に助けられてきました。単純にその映画を理解したい、見たいと思う気持ちなのにすごく残念です。。。>_<
    是非よろしければアクセス権をリクエストさせていただければと思います。
    今後もブログ楽しみにしています!!^^

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    1. Google のアカウントで字幕倉庫にアクセスしてくだされば、簡単にアクセス権をリクエストできます。インド映画は、海賊版がどっさり出ているので、字幕をネットにアップしたぐらいでは通常は何も言ってこないとは思いますが、どこで誰に嵌められるかもしれないので、用心です。

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  2. はじめまして。このたび新規にアクセス権を取得しました。よろしく。

    労作の字幕を多々拝見して、なんと巧みでこなれた日本語字幕かと驚嘆しています。

    私も最近インド映画にはまって、「廃人」同然のありさまです。笑)

    IMDBでインド映画を漁って、英語字幕をDLして楽しんでいます。

    日本語字幕のDVDは非常に少なく、インドで大人気の作品でもUTUBEやDAILYMOTIONなどの英語字幕でしか見られません。

    ご存知でしょうけれど、海外字幕サイトでも日本語字幕はほとんど見かけません、あっても機械翻訳だったりしてフザケルナです。

    それに引き換え、ここの字幕はこのまま売れるほどの完成度です。

    私も個人的に英語字幕を翻訳して家族でインド映画を楽しんでいますが、いわゆるインド英語やインド人でなければ理解できない独特の修辞に悩まされて一行に2日がかり、英語字幕がおかしいのではないかとオリジナルのインド語字幕を探してもこれがほとんありません(見つけられないのかも)。

    たとえば、今取り組んでいる”PAPANASAM”(2015)TAMIL語の腐敗警察がテーマの映画ですが、ムチャクチャ面白い(ハリウッド真っ青)。中に出てくるDGP(Director General of Police)は警察署長とすべきか警察長官か警察庁長官か、SI(SUB INSPECTOR)が警部でいいのか警部補なのか。語感からするとSUBだから補でよさそうだけれど仕事の内容からは警部でなきゃおかしいなどと、翻訳しないで英語字幕を次々と止めては眺めて一日がかりで一本観るほうがむしろ楽だけれど(そのあとリアル・タイムで見直す)、これでは家族が可哀そうなので日本語字幕をつけるとなるとごまかせなくて一字一句で呻吟するハメになります。

    たまたまインド映画翻訳の大先輩に巡り合えました。このさき、いろいろご指導いただきたいと願っております。

    PAPANASAMは完成すれば(現在20%)、このサイトにUPできると嬉しいです。

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    1. ありがとうございます。励みになります。"PAPANASAM"、ぜひ見たいです。

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