上映時間で言うと、現在 50 分を経過したあたり。話しも、面白くなってきた。
ここまでのあらすじ
映画が始まると、アミタブ バッチャンのナレーション。
インドの田舎町で、バンティとバブリもそれぞれ夢を見ていた、、、といった内容だ。
そして、ストーリが始まる前に、ご機嫌な歌「Dhadak Dhadak」が入る。
「こんな小さな町から出て行こう」と歌っている。
この映画は、歌こそすべてだ!
この映画を見てみたいと思ったのも、ネットでたまたま聞いた歌が、余りにも気に入ったからだ。
さて、田舎町 フルサトガンジに暮すラケーシュは、大金持ちなることを夢見て、色々なことに挑戦しているが、父親から鉄道会社に就職するように言われる。
「僕は、そんなことをするために生まれてきたんじゃない」と、家出を決意する。
同じく田舎町パンキナガルでスーパー モデルになることを夢見ているビンミー。しかし、父親は彼女の結婚話しを進めている。
ビンミーもまた、ミス インド コンテストに参加するために家を出る。
2 人が向かったのは、ラクナウ。
ラクナウは、北インドの中心ウッタル プラデーシュ州の州都で、インドを代表する古都だ。
この映画の良いところは、色々な街が見られるところ。
映画から、インドの街の雰囲気が伝わってくる。
さて、ラクナウに出てきた 2 人。
ラケーシュは、金融会社に自分のアイデアを売り込もうとするが、採用されない。
ビンミーも、ミス インド コンテストに参加しようとするが、申し込みの締切日を過ぎているため、スタート ラインにもつけない。
落胆した者同士、たまたま駅で知り合う。
ラケーシュは言う。「カンプールに行こう」。
カンプールには、ラクナウでアイデアの売り込みを断った金融会社の本社がある。本社に直接売り込もうというのだ。
ビンミーも、そこならミス インド コンテストに挑戦できるかもしれないと考えて、2 人カンプールに移動する。
ラケーシュは、自分のアイデアを売り込もうとするが、担当者は「たった今、同じアイデアを持ってきた者がいる」と言う。「我々のラクナウ支社の者だ」。
ラケーシュのアイデアは、ラクナウ支社の担当者に盗まれていたのだ。
一方、ビンミーはミス インドコンテストの申し込みの列に並ぶが、パンキナガルの申し込みはラクナウで行わなければならないと、断られてしまう。その上、受付の担当者に言い寄られる始末。
「ボンベイだ!」とラケーシュ。
ディルバイ アンバニ、ラタン タタ、ビルラなど、インドを代表する大富豪の名前を並べて、「彼らはボンベイにいたから成功したんだ」。
「トップ モデルもみなボンベイだ。どう、一緒に行かないか」
ラケーシュ。どこまでも、前向きな奴だ。
ところが、ボンベイまでの旅費がない 2 人。
ラクナウでラケーシュを騙した担当者に嘘の投資話を持ちかけて、金を作ることに成功する。
「楽しかったわね」
「すごく」。 興奮冷めやらない 2 人だった。
長距離バスに乗り込むときに、車掌に名前を聞かれたラケーシュ。
とっさに「バンティ」と答える。
「ご夫人は?」
「バブリ」
ところが、ビンミーはこの名前が気に入らない。
「バブリだって... デブでのろまに聞こえるわ」
バスの中で口喧嘩が始まる。
「二度と口を利かないさ 」
「それは助かるわ」
「そうですか バブリ様!」
翌日、機嫌の直ったビンミー。
この切り替わりの早さ、見ていて好感が持てる。
頭の回転の速いラケーシュと、どこまでも明るいビンミー。
いいカップルだ。
「ボンベイで成功するには、今の資金じゃ足りない」
「どうするの?」
「バス代を稼いだのと同じように」
「また やるの? バカじゃないの?」
「僕がやるんじゃない。 バンティだ」
「あなたがバンティで、私は?」
「君はバブリ」
「私はバブリ?」
「そう」
こうして、2 人組みの詐欺師、バンティとバブリが誕生する。
流れる曲は、テーマ曲「Bunty Aur Bubli」(バンティとバブリ)だ。
さて、下は中古車屋から車を乗り逃げするシーンの英語字幕。
take a hike だって。この映画の英語字幕、聞きなれない表現だらけなのだ。
ちなみに、この take a hike は、「ハイキングに行く」という意味ではない。
「この車にナンバーは付いてないの?」
「ナンバーが付いていると、乗り逃げできるじゃないですか!」
といった雰囲気だ。
辞書を片手に、暗号解読のように英語を解読していかねばならないレベルの人間には、いささか辛い。
今回も誤訳だらけのような気もするが、その英語だって、元のヒンディー語から正しく訳されているかどうかも分からないし、ま、話しがつながっていればいいんじゃないの? という気で作業を進めている。
「Bunty Aur Bubli」は、「Jodhaa Akbar」(ジョーダ アクバル)のような格調の高い映画ではなく、完全な娯楽映画だが、それはそれなりに面白い。
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