この刑事、バンティとバブリが洗濯機に商品を詰めて持ち出したときにいた人々を取り調べている。バンティとバブリがすっかりヒーロー扱いされていることに我慢ならない。
「若い連中のためにも、俺が奴らを必ずひっ捕らえる」
「バンティとバブリ、覚悟するがいい」
いきなり、バンティとバブリのイニシャルが描かれたガラスを銃で撃ち抜く。
と、ここで INTERVAL の文字。第一部の終了だ。
第二部、ラケーシュとビンミーが、タージマハルで 2 人だけの結婚式を挙げているシーンから始まる。タージマハルが美しい。映画に登場するこの場所。ぜひとも行ってみたいものだ。
その日の夜、2 人が結ばれるシーン。インド映画は、音楽で表現する。
流れる曲は、「Chup Chupke」(こっそり ひそかに)。
愛を音楽で表現するという文化がある限り、インド映画は不滅だ。そんな気がする。
インド映画では、1 曲のために多額の経費を使ってロケを敢行することも珍しくないが、この曲などは、その典型だ。
歌詞の翻訳は本当に難しい。普通の台詞なら、前後関係や、表情や口調に合わせて、何とかそれらしい日本語にできる。しかし、訳詩はそうはいかない。何とも難しい。
さて、ラケーシュとビンミーの 2 人。タージマハルを眺めながら、次は、大富豪にタージマハルを売り付ける計画。
タージマハルが正面に見えるこのベンチ。インドへ行ったら、絶対に座ろう!
2 人がどうやってタージマハルを売り付けたかは、ぜひ映画を見てほしい。リアリティの欠片もないが、面白い。
一方、アミタブ バッチャンの刑事は強引な捜査で 2 人に迫っていた。
そして、ホテルのレストランのシーン。ラケーシュとビンミーが入ってくる。先に来ていたのはアミタブ バッチャンの警官。互いに、相手が誰か知らない。いつしか、警官とラケーシュは意気投合する。
実はアミタブ バッチャンと、ラケーシュ役のアビシェーク バッチャンは、本当の親子。この映画、親子共演として話題を呼んだことでも知られる。
2 人が話しているところにビンミーが割って入る。
「赤ん坊の前で煙草を吸わないで」
ビンミーは、妊娠しているのだ。
そして、2 人が本当の親子だからこそ面白い、次の台詞。
その後、アミタブ バッチャン扮する刑事の失恋話。何というか、うまい! 面白い! ネタバレ!
さすがインド映画の神様、どんな役もこなせる。ビンミー役のラーニー ムカルジーも、演技は抜群。そして、いきなりアイシュワリヤーが登場。ショーの開始だ。
実生活では、この映画が公開された 2 年後の 2007 年に、ラケーシュ役のアビシェーク バッチャンと結婚。つまり、このシーンは家族 3 人の競演なのだ。
曲は、この映画最大のヒット曲であり、2005 年のインド最大のヒット曲でもある「Kajra Re」(君の黒い目)だ。
アイシュワリヤーのダンスは、見事の一言に尽きる。他に、形容の言葉が見当たらない。
ただ、化粧のせいか、彼女の美しさが半分も引き出されていないように思う。
それでも、その存在感は圧倒的だ。アイシュのダンスシーンは 8 分近くにも及ぶが、映画のストーリーとはほとんど無関係。それでも、このダンスシーンのためだけに映画館に行っても惜しくないとさえ思う。
日本では、このダンスシーンの間にトイレに立つ奴もいるが、、、まあ、それもしょうがないか。
この曲の歌詞の翻訳には、丸一日を費やした。
それについては、次回、詳しく述べるつもりだ!
どえらい苦労したんだから!
カージャルで目もとパッチリ
さて、この映画最大のヒット曲となった「カジュラー レ(Kajra Re)」は、インドの黒いアイライン「カージャル」を付けた女性という意味。カージャルには、邪気を払うとか、目の疲れを癒すといった効果があるという。子供に付けたりして、子供の目が真っ黒というのもあるとのこと。
「カージャル」を調べていたら、こんな動画が見つかった。インド映画を見て、インドの化粧にも詳しくなろう!
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