アミタブ バッチャンは飲み過ぎてへべれけ。
ラケーシュやビンミーとも、ずいぶん親しくなっている。
「まだ 名前を聞いてなかったわね」とビンミーが尋ねると、
「ダシュラート シン、Deputy Commissioner of Police」との答え。
Deputy Commissioner of Police とは何だ?
調べてみたら、警察の副本部長クラスのようだったので、「警察副本部長」と訳したが、違っているかな? インド警察の、日本語に訳された組織図は、手に入らないよな、、、、
相手が警官だと知ったラケーシュとビンミーは、慌ててダシュラートをタクシーに押し込む。
「赤ん坊が 心臓発作を起こすところだった!
危なかったわ さっさと ここを離れましょ」。
ビンミーは言うが、ラケーシュはダシュラートの目の前で、銀行の金塊を奪うことを計画する。
インド中央銀行は、定期的に金塊を空輸している。
バンティは、銀行の輸送担当者に変装して、金塊の輸送現場に紛れ込む。
しかし、飛行機の中で、金塊の入った箱を開けようとしているとき、急にハッチが閉められてしまう。
バンティは、飛行機の中。 飛行機は、そのまま飛び立ってしまう。
空港の外からそれを見ていたバブリは機転を利かせて、航空管制室に電話を掛ける。
「ムンバイ行きを呼び戻して。爆弾が仕掛けられている」
この電話で、飛行機は空港に戻り、バンティは乗客に紛れて脱出に成功する。
しかし、金塊輸送の警備に当たっていたダシュラートは、空港を封鎖。
管制室への電話の発信元を逆探知し、その電話にダイヤルする。
ビンミーの携帯電話から呼び出し音が響く。
空港から必死に脱出するビンミー。お腹が大きい。
出産間近と見えて、苦しそうだ。
そして、危機一髪のところで、車で脱出!
ダシュラートは叫ぶ。「オレンジのマルチ スイフト! 絶対に逃がすな!」
上の画像は、空港からの脱出に成功したバンティとバブリの 2 人。乗っている車は、マルチスズキのスイフトだ。
S のマークは日本の誇り。スズキの車は、インドの国民車だ。スズキの 2010 年度の日本国内での販売台数は 59 万台。これに対してインドでの販売台数は 113 万台で、もちろんインドではトップ シェア。同社のインド子会社の名前がマルチスズキ。この「マルチ」は「複数」という意味ではなく、インドの風の神「マールティ」のこと。風のように軽快に走る車として、インドに定着しているとのことだ。
洗濯機は韓国の LG 電子だったが、自動車は日本のスズキ。インドを理解するには、映画が一番だ。
話しを元に戻そう。急に産気付いたバブリ。親切な人の助けもあって、病院で無事出産。追ってくるダシュラートからも、すんでのところで逃げ延びる。
デリーを離れる列車の中でビンミーは、子供のために足を洗おうとバンティを説得。
翌日、ラケーシュも足を洗うことに同意する。
これまでリアリティがほとんどなかったこの映画だが、このあたりから妙に深刻になってくる。
母親として子供の将来を考えるバブリと、自分の夢を追いかけたいバンティの葛藤が、うまく表現されている。
今日から正直に生きようと決意したバンティは、故郷のフルサトガンジまでの切符を買おうとする。
が、そこにいたのはダシュラート。2 人は、ダシュラートに捕まってしまう。
で、護送列車の中。どう伝えて良いのやら、とにかく映画を見てくれ。
足を洗うと決心した 2 人を信じて、ダシュラートは、、、
ここで終わるべきだったという人がいる。確かに下のシーンで終われば、感動的な映画だったかもしれない。
しかし、映画は続く。バンティとバブリは故郷に帰って、自分たちの親と同じように、真面目に正直に暮して一生を送りました、、、では面白くない。この映画の監督シャード アリーは、そう考えた。
それでは、夢も希望もないじゃないか! 映画とは夢を見させてくれるものでなければならない。
この映画を見た人誰もが、バンティとバブリの自由奔放な生き方に憧れる。しかし、2 人がその夢を捨てて真面目で変化のない堅実な人生に戻ったのなら、世の中、少しも面白くない。
だから、この映画の監督は、どうしても上のシーンで終われなかったのだ。
ここで明かすわけにはいかない。ぜひ映画を見て、判断してほしい。
下の画像が、この映画のラストシーンだ。
どちらのラストが良かったのか、監督になったつもりで考えるのも楽しいことだ。
面白い映画だ。見て損はない。
Google 翻訳ツール キットの欠点
今回の字幕の翻訳には、Google 翻訳ツール キットを使用した。翻訳を完了して、それぞれのファイルをダウンロードした。
訳文ファイル --- SRT 字幕ファイル形式でダウンロード可能。
翻訳メモリ --- TMX 形式でダウンロード可能。
バイリンガル ファイルはダウンロードできない。
この点は、改善してほしい。
エクセル形式でもよいし、他の形式でもいいから、バイリンガル ファイルをダウンロードできるようにしてほしい。
原文ファイルも、ダウンロードできない。
翻訳ツールキットにアップロードしたからといって、原文ファイルを削除してはいけない。
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