4 月末に始めた「Jodhaa Akbar」(ジョーダ アクバル)の字幕翻訳がようやく完成した。
1 カ月強。 さすがに、上映時間 3 時間 20 分の大作、翻訳にも時間がかかる。
英語字幕で見たときと、今とでは、この映画の印象が大きく変わった。
この映画、音楽が素晴らしい!
インド映画では、映画音楽からミュージック CD が作られ、それがインドの音楽市場を作っている。つまり、映画と切り離しても聞ける音楽が要求されている。その意味では、この映画の音楽は物足りないと感じるかもしれない。
しかし、映画の中では、どの音楽も生き生きしている。音楽のお蔭で、この映画は何倍も素晴らしいものとなっている。
ジャラールディンが成長し、バイラム将軍を失脚させるのが 19 歳のときだ。映画どおりだとすると、19 歳かその少し後でアメールの王女、ジョーダ バイと結婚したことになる。
ジャラールディン役のリティク ローシャンは 1974 年 1 月 10 日生まれだから、この映画が公開された 2008 年 2 月 15 日時点で 34 歳。年齢的に離れてはいるが、リティク ローシャンの演技は秀逸だ。
ジョーダ役のアイシュワリヤー ラーイは、1973 年 11 月 1 日生まれ。リティク ローシャンより 2 カ月お姉さんだ。相変わらずの超美人だ。白人は青みがかった光に合うが、彼女は赤みを帯びた光に映える。青みがかったコダックより、赤みがかったフジフイルムで撮ると、美しさが際立つのではないだろうか。
ジャラールディン アクバルと、アメールの王女が結婚したのは史実だが、それ以外のことは何も伝わっていない。つまり、この映画で描かれているアクバルとジョーダの愛の物語は、すべて想像の世界なのだが、テーマも明確でよくできたストーリーだと思う。
ジョーダの心を射止めることが、インドの民衆の心を射止めること。イスラムとヒンズーの融合がインドに発展と栄光をもたらす。単純で、分かりやすいテーマだ。
翻訳作業で、繰り返し何度も見たが、次はゆっくりと日本語字幕付き DVD で鑑賞だ。
見るのが、今から楽しみだ。
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