バンティとバブリが誕生してから約 30分。2 人は軽快に犯罪を重ねていく。
カンプールで、金融会社のラクナウ支社の担当者を騙して金を手に入れた 2 人は、テーマ曲「Bunty Aur Bubli」(バンティとバブリ)が流れる中で、各地で次々と犯罪を犯す。
衛青検査官や観光課の担当者に成りすまして騙したり、
中古車を試乗すると見せかけて、そのまま乗り逃げ。
そして、ロビンフッドよろしく、貧しい人にはそっと金を置く。
やがて、2 人の名前は新聞の見出しを飾るようになる。
2 人は得意満面。
ムスーリーのホテルに着いて希望を部屋を尋ねられると、
「部屋ではなくて、私が欲しいのはこのホテルだ」と答えるバンティ。
大金持ちがホテルを買いに来たと信じてしまったホテルの支配人は、2 人を無料で滞在させる。
「じゃあ好意に甘えて、シャンペンを頼む」と、散々豪遊した挙句に 2 人はとんずら。
旅行ガイドに変装して、旅行者から金を騙し取ったり、手が付けられない。
大きな石がごろごろころがっている小川の岸部。ビンミーが膝を抱えて座り、泣いている。
「母さんに会いたい」
「電話してみるか?」
家では当然、両親が心配しているが、映画ではさほど深刻には扱っていない。
簡単に、さらりと流している。
犯罪の快感にすっかりはまってしまったラケーシュ。
「もう十分じゃない」とビンミーが言っても、
「あと 1 回だけ」と再び犯罪に走る。
デパートで、ホテルの経営者の振りをして、売り場に置いてある洗濯機を「全部欲しい」と注文するバブリ。白いスーツにピンクのスカーフがバッチリ決まっている。この映画、バンティとバブリの変身ぶりも見どころの 1 つだ。
閉店後、バンティは作業員に成りすまして、洗濯機をトラックに積み込む。
その洗濯機には、サングラス、時計、電子機器など、他の商品がどっさり隠されていた。
それを安く売り飛ばして大儲けの 2 人。
ここで気になったのが、洗濯機が梱包されている箱。
そうか、インドでは韓国 LG 電子製の洗濯機が売れているんだ! と改めて認識。
日本の電機メーカーは、苦戦しているのかな?
インド映画、経済の勉強にもなる。
十分に金を稼いだ 2 人は、列車でようやくボンベイに向かうことに。
ここで、これまた超ご機嫌な曲「Nach Baliye」(さあ踊ろう)が流れる。
「これもインドで流行ったんだよ」と、カレー屋の親父。
2 人の夢が叶った瞬間と言ってよい。音楽もダンスも素晴らしい。
映画を離れても、十分に聞ける。CD を買っても損はない。そう思わせる 1 曲だ。
ボンベイに着いた 2 人。
ところがラケーシュは、実業家になる夢を捨てて、今の犯罪稼業を続けたいと言い出す。
「僕は生まれて初めて 自分の才能に気が付いた。
僕は バンティでいることが 楽しかった。
僕はやるべきことを見つけた。
ほら... これが 僕のやりたいことだ」
そう言って、2 人の記事が掲載された数々の新聞の切り抜きを見せる。
ビンミーは言う。
「私なしで何ができるの?
私なしで生きていけるの?」
ビンミーもまた、ラケーシュに付いていく決心をする。
「私はバブリ。永遠に」
いつしか、2 人の間には愛が芽生えていた。
シーン、いきなり変わって、新聞に火を移して煙草に火をつけるこわもてのおっさん登場。
夜なのにサングラス。
その圧倒的な存在感、、、というところで、今日はここまで。
翻訳は、ちょうど 50% あたり。
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