同じシャールク・カーンの 2013 年のフィルム「Chennai Express」(チェンナイ急行)に、次のようなシーンが出てくる。
スリランカへ向かう密輸船がインド海上警察に拘束されたときに、シャールク・カーンが海上警官に向かって言う。「I'm not a terrorist.」(僕はテロリストではありません)。
もちろん、この映画のパロディー。
D さんに教えてもらった字幕。不完全な字幕。
無いよりは遥かにマシだが、これは神が与えてくださった試練に違いない。
お~し、やってやろうやないか。
ヒンディー語を訳してやる。明日から、毎日、あのカレー屋通いだ。
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この映画の最後に表示されるメッセージを紹介しておく。
While you were watching this film more than 11 unfortunate kids have been left abandoned somewhere in India.
あなたが、この映画を見ている間にも、インドでは 11 人以上の子供が捨てられています。
According to an unofficial estimate 270 kids are left abandaned everyday in just various hospitals of India.
公式の調査ではありませんが、インドでは毎日 270 人の子供が病院に置き去りにされます。
Let us give every kids a legitimate chance to say Thanks Maa.
この映画、バンサーリ監督作品だけに、どうしても「Devdas」(デーブダース)の「Dhola Re Dhola」(ドーラレドーラ)と比べてしまう。 「Dhola Re Dhola」が別格だと分かっていても、バンサーリ監督には、このレベルのダンスシーンを期待してしまう。しかし、バンサーリ監督も大変だ。「Devdas」や「BLACK」のような名作を作ってしまったばかりに、普通レベルの作品を作ったのでは誰も満足しなくなっている。
この映画の本当のタイトルは「Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela」(銃弾遊戯: ラームリーラ)。ということは、ラームが留守番をしていた店での出会いのバックに流れるこの曲、「Ishqyaun Dhishqyaun」(愛と銃弾)がこの映画のテーマ曲か?
曲はいいのだが振り付けが、、、と思うのだが、どうだろう?
DVD の英語字幕は歌詞にも付いているが、ずいぶん意訳してある。そのまま日本語に訳したら、元のヒンディー語の歌詞がまったく生かされなくなってしまう。そこで、できるだけヒンディーに忠実な英訳(たとえば、ここ)を探して、ふむふむ、そうかそうかと、ヒンディー語も参考にしながら訳を進める。それもまた、楽しい作業だ。